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リウマチ因子(RAテスト)とは

リウマチ因子(リウマトイド因子)とは、主に関節リウマチの検査に利用される血液検査項目です。通常の血液中には存在しないリウマチ因子(RF抗体)の有無を調べる検査で、強陽性の場合は慢性間接リウマチや悪性間接リウマチである場合が多いのですが、リウマチ因子検査だけでリウマチと断定することはできません。

リウマチ因子(RAテスト)の診断項目とポイント

血液検査における「リウマチ因子(RAテスト)」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

リウマチ因子(RAテスト)の基準値(成人)

基準値(男性) 20以下
基準値(女性) 20以下
単位 IU/mL

 

リウマチ因子(RAテスト)による診断ポイント

リウマチ因子(RAテスト)は、RAテストを行い強い陽性反応が出る場合は慢性関節リウマチや悪性関節リウマチなどの疑いが濃厚となりますが、このRAテストのみでリウマチであると断定はできません。
リウマチ因子(RA)が高い要因としてリウマチ以外にも膠原病・結果ック・慢性肝炎・肝硬変・糖尿病などでも陽性を示す事があるほか、健康状態にある人であっても弱い陽性反応を示す場合もあります。さらに、高齢者は陽性反応がでる割合が高くなります。

通常は同リウマチ因子(RAテスト)と平行して関節炎、朝の関節のこわばり、C反応性蛋白(CRP)赤血球沈降速度(ESR)などの検査を行い結果を総合して診断する事になります。

 

リウマチ因子(RAテスト)の異常により疑うべき病気・原因

以下は、リウマチ因子(RAテスト)の異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

・悪性間接リウマチ
・慢性関節リウマチ