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ヘモグロビンA1C(HbA1c)とは

ヘモグロビンA1Cとは、ヘモグロビンと糖が結合したものです。ヘモグロビンA1C(HtA1C)を調べることにより過去1〜3ヶ月程度の血糖値の平均値を測定する事ができる指標として、活用されます。

ヘモグロビンA1C(HbA1c)の診断項目とポイント

血液検査における「ヘモグロビンA1C(HbA1c)」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

ヘモグロビンA1C(HbA1c)の基準値(成人)

基準値(男性) 4.3〜5.8
基準値(女性) 4.3〜5.8
単位 %

 

ヘモグロビンA1C(HbA1c)による診断ポイント

ヘモグロビンA1C(HbA1c)は血液検査において糖尿病診断において欠かす事のできない検査項目です。

ヘモグロビンA1C(HbA1c)は血糖とは異なり、食事による影響を受けませんので、いつでも検索することができる血液検査項目です。グリコヘモグロビンとも呼ばれ、赤血球中に含有されているヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、過去120日間の平均的な血糖を分析する事ができます。およそ6.5%を超えている場合は糖尿病の疑いが強くなります。

 

ヘモグロビンA1C(HbA1c)の異常により疑うべき病気・原因

以下は、ヘモグロビンA1C(HbA1c)の異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

ヘモグロビンA1C(HbA1c)の数値が基準値より高い場合

  1. 糖尿病
  2. 甲状腺機能亢進症などによる二次性糖尿病

ヘモグロビンA1C(HbA1c)の数値が基準値より低い場合

  1. インスリノーマ
  2. 副腎皮質機能低下症