医学用語辞典について

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胚性幹細胞

胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう)とは、ES細胞とも呼ばれる細胞で、理論上すべての組織に分化することができる多能性を持ちながら、ほぼ無限に増殖させることができるため再生医療の分野において活用が期待されている細胞である。


再生医療

再生医療(さいせいいりょう)とは病気、事故などによって失われたからだの細胞や組織、器官などの再生を目的とした医療のこと。広義にはリハビリテーション、人工素材で作られる皮膚、義手などによる治療も再生医療に含まれるが、近年では、幹細胞移植による治療なども研究が進められている。


QOL

QOL(Quality of Life)、クオリティオブライフとは生活の質と訳され、どれだけ人間らしい生活を送り幸福を見出すことが出来るかという概念。一般的に医療・福祉用語として用いられることが多い。長期療養、新構成の疾患に対するいたずらな延命措置などに対して患者が自分が理想とする生き方を実現できないことなどから、QOLの低下が問題視されている。


ヒートショック

ヒートショック(Heat Shock)とは、急激な温度変化によって生じる身体への影響のこと。暖かいところから急に寒いところに移動した場合など、温度変化によって血圧が急変して脳卒中、心筋梗塞などが起こる恐れがある。近年では、こうしたヒートショック対策として特に風呂場における温度差を軽減する装置や工法が取られることが増えている。


電子カルテ

電子カルテ(でんしかるて)とは、医師が診察の経過等を記入していた紙のカルテを電子的なシステムに置き換えて、データベース化・管理するしくみのこと。物理的な管理が不要になることやテキストとして保存することでの検索性、ネットワーク化による任意の場所でのカルテ呼び出し・参照などの利点がある。
一方でセキュリティ面などでの問題や、紙媒体のような一覧性が低いなどの問題も指摘されており、完全な普及には至っていない。


コメディカル

コメディカルとは、医師や歯科医師の指示の下に業務を行う医療従事者のこと。コメディカルスタッフとも呼ばれる。一般的には医師・歯科医師以外の医療従事者(看護師・薬剤師・歯科衛生士・保健師・助産師・理学療法士・作業療法士 など)。


音楽療法

音楽療法(おんがくりょうほう)とは、音楽を聴いたり演奏することによる生理的・心理的な効果を応用した健康法・代替医療・補完医療。歌唱・演奏を本人が行うものと、音楽を聴くといったじゅどうてきなもののふたつに分類される。


常在菌

常在菌(じょうざいきん)とは、人の体に存在している最近の中でも多くの人が共通して持っているもので、病原性を示さない細菌類のことを指す。通常は、人体のそれぞれの場所にそれぞれの常在菌が存在していることが多い。基本的には無害で、人間と共生関係にある細菌だが、免疫力が低下している場合などには日和見汗腺を引き起こすことがある。


耐性菌

耐性菌(たいせいきん)とは、抗生物質により従来は駆除できていた細菌が、抗生物質の乱用などの原因により、そうした物質を無毒化する因子を身に着けた細菌のことを指す。例えば、従来のブドウ球菌には代表的な抗生物質ペニシリンが効果的であったが、このペニシリンにより殺菌できないブドウ球菌も現れている。


集中治療室

集中治療室(しゅうちゅうちりょうしつ)とは、ICU(Intensive Care Unit)とも呼ばれる病院施設の一つ。重篤な症状の患者を24時間体制で管理して治療を行うことを目的としている。一般には急性症状のある患者がICUで治療されることが多い。


ミュータンス菌

ミュータンス菌とは、連鎖球菌の一種。人間の口内に存在しておりう触(虫歯)の原因となる最近の一つ。1924年に発見された。ミュータンスと呼ぶ場合はおよそ7種類の菌が存在する異なっているが、ヒトの口腔内に存在するのはそのうちの2種である。


カタル症状

カタル症状(かたるしょうじょう)とは、咳や鼻水(鼻づまり)、咽頭(喉)の痛みといった諸症状のことを指す。一般的には、風邪(普通感冒)をひいた際の症状とされ、こうした症状がでている期間のことをカタル期とも呼ぶ。


タイムリリース

タイムリリースとは、薬やサプリメントなどにおいて有効成分が体内で徐々に吸収されるように加工することを指す。一度に多くの量を摂取しても吸収しきれず体外に排出されてしまうような成分を、加工することで一度の摂取により長い時間をかけて体内で吸収できるようにすることを指す。


代替医療

代替医療(だいたいいりょう)とは、公式の医療や医学制度に含まれていない医療行為の事を指す。アメリカを中心に広まった概念であり、東洋医学(漢方)や鍼灸(鍼治療)なども代替医療に含まれる。なお、日本国内においては保険医療の対象となっているものも含まれている。


生活習慣病

生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)とは、運動不足や栄養不足、食生活の乱れ、ストレスなど幅広い意味での生活スタイルの乱れにより発生する病気の総称。高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化などが上げられる。


プロバイオティクス

プロバイオティクスとは、生きたまま腸に達し腸内環境を改善する健康作用がある微生物を指す。主にビフィズス菌をはじめとした善玉菌を増殖させる作用や腸の免疫細胞の働きを活性化させたり、アレルギー抑制機能を持ったりするものなどが挙げられる。


シンバイオティクス

シンバイオティクスとは、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の働きを持つものを指す。具体的にはラクトフェリンなどが該当する。


特定保健用食品(トクホ)

特定保健用食品(とくていほけんようしょくひん)とは、トクホとも一般に呼ばれる食品群を指す。厚生労働省がその効果および安全性を確認した上で「効能表示」を許可した食品を指す。


5年生存率

5年生存率(ごねんせいぞんりつ)とは、医学統計で主に癌の治療効果などを測定するために用いられる指標。診断から5年後に生存している患者比率を示す。1年生存率や10年生存率といった統計もあるが、5年生存率が最も用いられる。


防御機制

防御機制(ぼうぎょきせい)とは、心の負担となる出来事などに対しての葛藤に対する心の不安定を抑えるための心理的機構のこと。防御機構などとも呼ばれる。一般的には、合理化、投影、逃避、昇華、補償などのように分類することができる。