全用語インデックス:医学用語辞典

全用語インデックスに属する医学用語を紹介しています。

5年生存率

5年生存率(ごねんせいぞんりつ)とは、医学統計で主に癌の治療効果などを測定するために用いられる指標。診断から5年後に生存している患者比率を示す。1年生存率や10年生存率といった統計もあるが、5年生存率が最も用いられる。

DNA

DNA(ディーエヌエー)とは、デオキシリボ核酸の略称。地球上ほぼ全ての生命体の細胞の核の中にある遺伝子の本体で、細胞に関する膨大な遺伝情報が組み込まれている。

H2ブロッカー

H2ブロッカー(えいちつーぶろっかー)とは、ヒスタミンH2受容体拮抗剤ともいう。これは、胃酸の分泌を促すヒスタミンの働きを妨害するお薬。

HDL

HDL(えいちでぃーえる)とは、高比重リポタンパクのこと。血管壁から過剰なコレステロールを回収し、肝臓へと移動し処理する働きを持つ。このため、善玉コレステロールとも呼ばれる。

LDL

LDL(えるでぃーえる)とは、低比重リポタンパクのことを指す。コレステロールを肝臓から抹消組織にまで運び込む作用がある。血中のLDLが過剰となると、動脈硬化に対する高いリスクファクターとなる事から、悪玉コレステロールとも呼ばれる。

O-157

O-157(おーいちごーなな)とは、病原性大腸菌O-157のこと。微量の菌が感染することにより、極めて重篤な症状を呈する。主に、O-157により産生されるベロ毒素と呼ばれる物質により、溶血性尿毒症を引き起こし、死にいたるケースもある。

QOL

QOL(Quality of Life)、クオリティオブライフとは生活の質と訳され、どれだけ人間らしい生活を送り幸福を見出すことが出来るかという概念。一般的に医療・福祉用語として用いられることが多い。長期療養、新構成の疾患に対するいたずらな延命措置などに対して患者が自分が理想とする生き方を実現できないことなどから、QOLの低下が問題視されている。

T細胞

T細胞(てぃーさいぼう)とは、免疫機構に関与するリンパ球の一つ。T細胞はその役割に応じて、抗体生成を補助するヘルパーT細胞、細菌などを攻撃するキラーT細胞などが代表的。尾紋、骨髄で生成され、胸腺において成熟し活動するが、近年の研究で胸腺を経由しない末梢性T細胞も確認されている。

WHO(世界保健機関)

WHO(世界保健機関:World Health Organization)とは、健康であることを人間の基本的人権の一つとして捉え、その達成を目的とする国際連合(国連)の専門機関のひとつ。本部はスイスのジュネーブ。病気撲滅の為の研究や医薬品や衣料の普及活動などに取り組む。

αβ遮断剤

αβ遮断剤(あるふぁべーたしゃだんざい)とは、降圧剤のひとつ。交感神経におけるα受容体、β受容体の両受容体の受け口をブロックする。血液の排出量を減らすと共に末梢血管を広げる事ができるため、非常に高い降圧効果(血圧を下げる効果)を持つ。

αグルコシダーゼ阻害剤

αグルコシダーゼ阻害剤(あるふぁぐるこしだーぜそがいざい)とは、糖尿病のお薬の一つ。ブドウ糖を生成するαグルコシダーゼという酵素の働きを抑制し、糖質の消化吸収を遅らせることで、食後の急激な血糖値上昇を予防します。

α遮断剤

α遮断剤(あるふぁしゃだんざい)とは、血圧を下げるお薬。血管を収縮させる交感神経のα受容体と呼ばれる神経の受け口をブロックする事により血圧を下げる。α遮断剤は心臓・腎臓などの臓器に対する負担が少ないといわれている。

β遮断剤

β遮断剤(べーたしゃだんざい)とは、心臓の興奮を高めたり、血管収縮をさせたりする交感神経におけるβ受容体という神経受容体をブロックする薬で、主に高血圧の治療などに用いられる。心拍量や心拍数を減る事により心臓の負担が軽減され、血圧の降下作用もある。

うっ滞

うっ滞(うったい)とは、血液やリンパ液などの体液が正常に循環したり流れたりする事ができずに、一定の場所に滞留してしまう状態を指す。おもに、うっ滞は炎症や血液循環に関する疾病などが原因となる。

うっ血

うっ血(うっけつ)とは、血液を心臓に戻す道筋である静脈の血流が何らかの原因により妨げられる事により、局所の静脈血や毛細血管内の血液が停滞して増加した状態を指す。

しゅさ(酒さ)

しゅさ(酒さ)とは、顔面皮膚の毛細血管が拡張し赤ら顔となってしまう状態。酒によって赤ら顔になるのと症状が似ていることからこう呼ばれる。通常、体内外の様々な原因により生じるものであり、根本的な原因は現在よくわかっていない。

せん妄

せん妄(せんもう)とは、意識の混濁および幻覚および錯覚が見られる状意識障害が生じている状態を指す。手術後の患者(術後せん妄)やアルツハイマー病、脳卒中、代謝障害、アルコール中毒の患者などに多く見られる。また、健康状態にある人でも寝ているところを強引に起すと同じような症状を示す。

びまん性

びまん性(びまんせい)とは、病変がはっきりと限定することができずに広範囲に広がっている状態を指す。びまん性外耳道炎、びまん性汎細気管支炎、びまん性汎細気管支炎などの疾病が代表的。「限局性」に対比する用語である。

びらん

びらんとは、皮膚の上皮が破壊され、下の組織が露出した状態を指す。皮膚のびらんは水疱、膿疱がやぶれた状態を指し、胃のびらんは粘膜組織が欠損している状態を指す。通常、びらんは、潰瘍よりも軽度の被覆上皮欠損と定義される。

アシドーシス

アシドーシス(あしどーしす)とは、血液中のpH(水素イオンの濃度)が下がり酸性値に傾いている状態を指す。正常な血液のpHは7.35~7.45の弱アルカリ性。

アデノウイルス

アデノウイルス(あでのういるす)とは、風邪症候群を引きこす主要な病原ウイルスの一種。二重鎖直鎖DNAウイルスであり、現在49種類のアデノウイルスの種類が確認されており、風邪(上気道炎)始めとして肺炎、結膜炎、膀胱炎、胃腸炎などの原因となる。便や咳(飛沫)、直接接触などにより人から人へ(または媒介を通じて)感染する。

アトニー

アトニー(あとにー)とは、筋肉の緊張が弱くなったり消失してしまった状態を指す。例えば、アトニーに多い「胃アトニー」の場合、胃の筋肉が緊張を失う事により、胃が弛緩してその運動が低下した状態を指す。

アトピー

アトピー(あとぴー)とは、特定物質や食品に対して過剰反応(過敏症)を示す体質のことを指します。喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、じんましんなどが代表的なアトピー疾患。

アトロピン

アトロピン(あとろぴん)とは、ナス科アルカロイド(塩基性窒素化合物)のひとつ。主に副交感神経の興奮を押さえ、拍動促進や血圧上昇などの作用を示します。

アドレナリン

アドレナリン(あどれなりん)とは、副腎髄質より分泌されるホルモンの一種。カテコールアミンの一種。神経伝達物質であり、ストレス反応における中心的な役割を果たす。血中にアドレナリンが放出される事により心拍数の増加や血圧上昇、瞳孔拡大、血中の血糖値が上昇する作用などがある。

アナフィラキシー

アナフィラキシー(あなふぃらきしー)とは、免疫反応により引き起こされる全身または局所反応。呼吸や脈拍、血圧低下などの全身症状(アナフィラキシーショック)は死亡する可能性もある。代表的なアナフィラキシーショックとしては、スズメバチなどに指された際に起こるショックが挙げられる。

アミノグリコシド系薬剤

アミノグリコシド系薬剤(あみのぐりこしどけいやくざい)とは、抗生物質の系列のうちの一つ。トブラマイシン、硫酸カナマイシン、硫酸シソマイシン、硫酸ジベカシン、硫酸フラジオマイシンなどが、アミノグリコシド系薬剤に該当する。

アミノ酸

アミノ酸(あみのさん)とは、タンパク質を構成する要素のこと。タンパク質は約20種類のアミノ酸から成り立っている。

アミロイドーシス

アミロイドーシス(あみろいどーしす)とは、アミロイド線維を主とするアミロイド物質が全身の臓器および組織に沈着して機能障害を引き起こす症状を指す。厚生労働省が指定する特定疾患の一つに数えられている。

アルカローシス

アルカローシス(あるかろーしす)とは、血液のpH(水素イオンの濃度)が上がりアルカリ性に傾いている上体を刺す。なお、水素イオン濃度7.0が中性とされる。

アルドステロン

アルドステロン(あるどすてろん)とは、血中のナトリウムやカリウムの濃度を調整する副腎皮質ホルモンのこと。アルドステロンが過剰分泌されると、血中のナトリウム量が増加し血圧が上昇する。(アルドステロン症)

アルドース還元酵素阻害剤

アルドース還元酵素阻害剤(あるどーすかんげんこうそそがいざい)とは、糖尿病のお薬の一つ。ソルビトールと呼ばれる糖類の一種が神経細胞内に蓄積するのを抑制し、神経機能の改善を行う。

結果、疼痛(とうつう)や痺れなどの症状を緩和します。

アルミニウム骨症

アルミニウム骨症(あるみにうむこっしょう)とは、膝や足の関節痛、骨痛、病的骨折、足腰の筋肉低下をもたらす疾病。主に歩行障害を引き起こす。

アレルギー

アレルギー(あれるぎー)とは、体内の正常な成分と体外から侵入した成分を区別してそれを排除する免疫作用の過剰反応により引きこされる状態を指す。○○アレルギーのように特定のアレルギー物質(アレルゲン)を指して使う場合もある。

アレルゲン

アレルゲン(あれるげん)とは、体内に異物が侵入した際にアレルギー反応がおこる抗原を指す。大きく分類すると、一般的アレルゲン・職業性アレルゲンに分類することができる。最も一般的なアレルゲンは「花粉」「ハウスダスト」などが挙げられる。

特に、花粉をアレルゲンとするアレルギー反応を花粉症と呼ぶ。

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(あんじおてんしんⅡじゅようたいきっこうざい)とは、降圧剤(血圧を下げるお薬)の一つ。強力な血管の収縮作用を持つアンジオテンシンという物質の働きを阻害して血管を広げる事により、血圧を低下させる。

アンジオテンシン変換酵素阻害剤

アンジオテンシン変換酵素阻害剤(あんじおてんしんへんかんこうそそがいざい)とは、降圧剤(血圧を下げる薬)の一つ。アンジオテンシン(血管収縮作用を持つ物質)を生成させる酵素の働きを阻害する事で、血管を広げて血圧を下げる。

アンドロゲン

アンドロゲン(あんどろげん)とは、ステロイドの一種で性ホルモンの一つ。男性ホルモンとも呼ばれる。男性は主に精巣におけるライディッヒ細胞から分泌される。女性は卵巣内の顆粒層細胞から分泌されるが、卵胞内の卵胞上皮細胞においてエストロゲン(女性ホルモン)に変換される。

イレウス

イレウス(いれうす)とは、腸閉塞のこと。腸内部に通過障害がおこり、内容物の移動ができなくなること。ガスや便がでなくなるなどの症状をもたらし、腹痛や吐き気なども併発する。

インスリン

インスリン(いんすりん)とは、膵臓のランゲルハンス島という内分泌細胞から血中に分泌されるタンパク質ホルモンの事。インスリンが不足した場合やインスリンの作用が何らかの理由により妨げられると、血糖値が異常に上昇する(糖尿病)。なお、インシュリンと呼ばれる場合もある。

インターフェロン

インターフェロン(いんたーふぇろん)とは、ウイルスなどが体内に侵入した際に産生される糖タンパクのこと。α型インターフェロン、β型インターフェロン、γ型インターフェロンの3種類がある。主に体の防衛機能を高め、ウイルスの増殖を阻害する働きがある。

インフォームドコンセント

インフォームドコンセント(いんふぉーむどこんせんと)とは、「医療提供画による説明」および「患者の同意」を指す。医療に対する考え方の一つで、医師は医療行為や病気内容を正しく説明し、患者の同意の下で、治療を進めていかなくてはならないというもの。

ウイルス

ウイルス(ういるす)とは、病気を引き起こす微生物の中でも最も小さなもの。育成や増殖に必要となる物質をウイルス単独では作り出すことができないため、細菌や動物の中などに寄生する。

エストロゲン

エストロゲン(えすとろげん:Estrogen)とは、女性ホルモンの一つで卵胞ホルモンとも呼ばれる。主に、卵胞や黄体から分泌される。子宮の発育や子宮内膜の増殖、乳腺の発達など、女性らしい体つきを促進するホルモンである。エストロゲンには生理的に「エストロン」、「エストラジオール」、「エストリオール」が存在し、このうちエストラジオールが最も作用が強い。

エピネフリン

エピネフリン(えぴねふりん)とは、副腎髄質から分泌されるホルモンの事。「アドレナリン」とも呼ばれる。交感神経を強力に刺激し、身体を興奮状態とする。心拍数の増加や血圧上昇、血糖上昇などの作用を示す。

オッジ括約筋

オッジ括約筋(おっじかつやくきん)とは、胆管と膵管が十二指腸に開口する部位にある括約筋のこと。通常は収縮しているが、必要に応じて弛緩して胆汁を十二指腸に分泌する役割がある。

カクテル療法

カクテル療法(かくてるりょうほう)とは、酒のカクテルのように、複数の薬剤を患者の症状や体質などに合わせて投与して症状を抑える治療法。後天性免疫不全症候群(エイズ)や原発性糸球体腎炎などの治療に用いられることで有名。

カタル症状

カタル症状(かたるしょうじょう)とは、咳や鼻水(鼻づまり)、咽頭(喉)の痛みといった諸症状のことを指す。一般的には、風邪(普通感冒)をひいた際の症状とされ、こうした症状がでている期間のことをカタル期とも呼ぶ。

カテコールアミン

カテコールアミン(かてこーるあみん)とは、主にドーパミン(DA)、ノルアドレナリン(NA)、アドレナリン(A)の3種類の総称で。神経の接続部分で働く神経伝達物質で脳や交感神経などに分布する。カテコールアミンは副腎髄質の腫瘍(褐色細胞腫)により異常分泌されることがある。

カテーテル

カテーテル(かてーてる)とは、医療に用いられる中が空洞となっている柔らかい管のことで、日本では、高度管理医療機器に分類される医療器具の一種である。胸腔や腹腔、消化管、尿管などに挿入し、体液の排出や薬液の注入などに用いられる。

カルシウム拮抗剤

カルシウム拮抗剤(かるしうむきっこうざい)とは、心筋や血管を収縮させる作用のあるカルシウムの働きを抑制するお薬。主に狭心症、高血圧などの治療に用いられる。

ガストリン

ガストリン(がすとりん)とは、胃の「幽門」と呼ばれる部位にある腺細胞から血中に分泌される消化管ホルモンの事。胃液の分泌や幽門前庭部の収縮、胃粘膜における血流の増加などの作用を示す。

キノロン系薬剤

キノロン系薬剤(きろのんけいやくざい)とは、合成抗菌剤の一種。細菌の増殖に必要となる核酸という物質の生成を阻害し細菌を死滅させるお薬の総称。キノロン系薬剤は効果が高い割りに副作用が少ないために「膀胱炎」「気管支炎」「肺炎」「中耳炎」などの様々な場面で用いられる事が多い。

ケトアシドーシス

ケトアシドーシス(けとあしどーしす)とは、インスリン依存型糖尿病の発作時にみられるインスリン作用の欠乏による代謝異常。そのため、糖尿病性ケトアシドーシスとも呼ばれる。

コメディカル

コメディカルとは、医師や歯科医師の指示の下に業務を行う医療従事者のこと。コメディカルスタッフとも呼ばれる。一般的には医師・歯科医師以外の医療従事者(看護師・薬剤師・歯科衛生士・保健師・助産師・理学療法士・作業療法士 など)。

コリンエステラーゼ阻害剤

コリンエステラーゼ阻害剤(こりんえすてらーぜそがいざい)とは、副交感神経を刺激する薬剤の一つ。コリンエステラーゼの活性を阻害し神経末端のアセチルコリンの濃度を上昇させる作用がある。アルツハイマー病の改善薬として用いられる。

コルチゾール

コルチゾール(こるちぞーる)とは、副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)の一種。主にストレスにより発散されるホルモンであり、糖質コルチコイド活性の中でコルチゾールはその95%を占める。血圧や血糖値などに関連しており、このコルチゾールが慢性的に過剰分泌される状態はクッシング症候群と呼ばれる。

コンプロマイズドホスト(易感染宿主)

コンプロマイズドホストとは、易感染宿主(いかんせんしゅくしゅ)とも言い。免疫力の低下により通常では感染していても症状がでない常在菌などに対しても症状がでやすくなっている状態の人を指す。

サルファ剤

サルファ剤(さるふぁざい)とは、合成抗菌剤の一つ。細菌の増殖に必要となる葉酸という物質と非常に似ていることから、細菌が葉酸と勘違いして、サルファ剤を取り込むことにより、細菌の増殖をさせないようにして、細菌を死滅させる薬。

ショック

ショック(しょっく)とは、なんらかの原因により各臓器に必要十分な血液量が供給されなくなり、生命に危機的な状態が訪れている状態。顔面蒼白、血圧の低下、脈が不規則、全身性の発汗などの症状を示す。日本語では、抹消循環不全という。

シンバイオティクス

シンバイオティクスとは、プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の働きを持つものを指す。具体的にはラクトフェリンなどが該当する。

ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品(じぇねりっくいやくひん)とは、後発医薬品のことを指す。成分や製造方法を対象とする特許権が消滅した先発医薬品について、特許権者ではなかった医薬品製造メーカーがその特許内容を利用して製造した、同じ主成分を含んだ医薬品の総称。対義語は先発医薬品。

ジギタリス剤

ジギタリス剤(じぎたりすざい)とは、心筋に直接作用しその収縮力を高める薬。強心剤として特に、うっ血性心不全の特効薬として用いられる。ただし、服用量を間違うと、ジギタリス中毒と呼ばれる副作用を招く恐れがあることから注意も必要である。

スイッチOTC

スイッチOTC(すいっちおーてぃーしー)とは、これまで医師の処方箋がなければ購入できなかった薬品成分を取り入れた市販薬を指す。OTCとは「Over The Counter」つまり、カウンター越しに購入できるようにスイッチされた薬という意味。

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)

ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)とは、副腎皮質からごく微量に分泌されているホルモンを働きを化学的に合成した薬の総称。炎症を強力に抑える効果や体内の抵抗力を高めるなどの作用があるが、強い副作用もある。

スルホニル尿素剤

スルホニル尿素剤(するほにるにょうそざい)とは、糖尿病の代表的な治療薬。SU剤と呼ばれることもある。インスリンを分泌する膵臓のβ細胞に対して働きかけ、その分泌を促進したり、血糖値をあげるホルモンの分泌を抑制したりする効果がある。

セフェム系抗生物質

セフェム系抗生物質(せふぇむけいこうせいぶっしつ)とは、抗生物質の一系統で、ベータラクタム環にヘテロ六員環がつながった形をしているもの。消化吸収が一般によく、副作用も少ない為に現在では、様々なセフェム系抗生物質が開発されている。

タイムリリース

タイムリリースとは、薬やサプリメントなどにおいて有効成分が体内で徐々に吸収されるように加工することを指す。一度に多くの量を摂取しても吸収しきれず体外に排出されてしまうような成分を、加工することで一度の摂取により長い時間をかけて体内で吸収できるようにすることを指す。

タール便

タール便(たーるべん)とは、まるでコールタールのように黒ずんで粘り気のある便を指す。タール便が排出される場合、消化管上部(食道、胃、十二指腸)からの出血が疑われる。ただし、サプリメント(鉄分)などを過剰摂取した場合にも見られる。

チエノジアゼピン系薬剤

チエノジアゼピン系薬剤(ちえのじあぜぴんけいやくざい)とは、抗不安薬の一種。ベンゾジアゼピン系薬剤と系統は異なるもののほぼ同じ働きをする。エチゾラムやクロチアゼパムなどがチエノジアゼピン系薬剤の代表的な薬品といえる。

テストステロン

テストステロンとは、男性ホルモンの一種。睾丸・副腎の間細胞から分泌される。主に生殖器の発達、二次性徴、精子形成などに関与するホルモン。女性の場合は副腎からのみテストステロンが分泌されており、男性の約1/20程度となっている。

テタニー

テタニーとは、手足の筋肉が痙攣し、腕や足の関節が曲がったままの状態になること。テタニーは主に、アルカローシス(血中の水素イオン濃度が上昇した状態)で発生する。低カルシウム血症や低マグネシウム血症とテタニーは併発する事が多い。

テトラサイクリン系抗生物質

テトラサイクリンとは、抗生物質の一系統。近年は薬剤耐性の出現により有用性が低下しつつあるものの、他の抗生物質にはない有意な特徴も持つことから現在でも一部の状況では処方される。

トランキライザー

トランキライザーとは、抗不安薬(精神安定剤)のこと。メジャートランキライザーとマイナートランキライザーの二種類があり、共に中枢神経系に作用するが、メジャートランキライザーは統合失調症に用いられ、マイナートランキライザーは主に神経症、うつ病、心身症などに利用される。

ドレナージ

ドレナージ(どれなーじ)とは、体内にたまった余計な水分や血液などを体外に抜く措置のことを指す。通常ドレナージは医療行為として感染症の原因物質をにより抜いたり、体液を抜く事による減圧を図る為に行われる。

ノロウイルス

ノロウイルス(のろういるす)とは、急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、牡蠣などの貝類による食中毒や、感染者からの糞便や嘔吐物やそれらが乾燥して飛散したものを媒介として経口感染するウイルスで、主に秋口から年末に掛けて流行する。ノロウイルスは非常に感染力が強い事から、毎年のようにノロウイルスによる集団感染が報告されている。

バイオフィルム

バイオフィルム(ばいおふぃるむ)とは、細菌などが持つ薬物に対する防御機能一つ。固まって繁殖する事により複雑な多細胞性な構造を作る。医療現場では、カテーテル内に黄色ブドウ球菌などがバイオフィルムを作ることなどがしばしば問題となる。

バルビツール酸誘導体

バルビツール酸誘導体(ぶrびつーるさんゆうどうたい)とは、催眠鎮静剤の一つで抗てんかん薬として使用されることが多い。各誘導体は抗てんかん、麻酔作用、睡眠作用、鎮静作用を持つ。ただし、ベンゾジアゼピン誘導体の搭乗により、利用の機会がほとんど失われてしまっている薬剤でもある。

パラノイア

パラノイア(ぱらのいあ)とは、物事に対する執着が強く妄想的である症状を示す。妄想を行う部分以外では普通の人とかわらないが、時折異常な妄想に捉われる。パラノイアの代表的な症状としては「被害妄想」「誇大妄想」「自己中心的性格」「異常とも言える独占欲」「発明妄想」「恋愛妄想」などが挙げられる。

ヒスタミン

ヒスタミン(ひすたみん)とは、活性アミンの一種。好塩基球やECL細胞がヒスタミンの産生細胞として知られているが、通常時は細胞内の顆粒に保存されており、外部からの刺激により細胞外へと放出される。作用として、血圧降下、平滑筋収縮、血管拡張などの薬理のほか、アレルギー反応や炎症の原因ともなる。

ヒートショック

ヒートショック(Heat Shock)とは、急激な温度変化によって生じる身体への影響のこと。暖かいところから急に寒いところに移動した場合など、温度変化によって血圧が急変して脳卒中、心筋梗塞などが起こる恐れがある。近年では、こうしたヒートショック対策として特に風呂場における温度差を軽減する装置や工法が取られることが増えている。

ビグアナイド剤

ビグアナイド剤(びぐあないどざい)とは、糖尿病治療薬のひとつ。筋肉および脂肪組織において糖の消費を促進すると共に腸からの糖吸収を抑制し、血糖値を下げる作用を持つ。

ビリルビン

ビリルビン(びりるびん)とは、古くなった赤血球におけるヘモグロビンが肝臓において破壊されてできる胆汁色素のこと。肝機能が低下してしまうと、肝臓においてビリルビンの処理が上手く行うことができなくなるため、血中に貯まってしまう。なお、ビリルビンの値が多くなる事で、黄疸が発生する。

フィブラート系薬剤

フィブラート系薬剤(ふぃぶらーとけいやくざい)とは、高脂血症治療薬の一つ。核内受容体のPPAR-αに作用して、脂質の合成に関するタンパク合成を制御する。また、LPL(リポ蛋白リパーゼ)を増加させ、血管内被でVLFLやカイロミクロンの異化を促進させる効果がある。

フィラデルフィア染色体

フィラデルフィア染色体(ふぃらでるふぃあせんしょくたい)とは、第9染色体の長腕と第22染色体の長腕が相互に移動することによって生じた異常な第22染色体のことを指す。異常なタンパク質を生じ、造血幹細胞を無制限に増殖させるようになる。慢性骨髄性白血病において約90%の患者にこの症状が見られる。

フェノチアジン系抗精神病薬

フェノチアジン系抗精神病薬(ふぇのちあじんけいこうせいしんびょうやく)とは、強力な精神安定作用のある薬の一系統。

ブチロフェノン系抗精神病薬

ブチロフェノン系抗精神病薬(ぶちろふぇのんけいこうせいしんびょうやく)とは、強力な作用を持つ精神安定剤の一種。抗精神病薬の分類においてA群(高力価群)に分類されている、

ブドウ糖

ブドウ糖(ぶどうとう)とは、自然界に多く分布する単糖類の一つ。消化管から吸収され、代謝された一部はエネルギーとして利用され、他はグリコーゲンとして肝臓および筋肉などに貯蔵される。体内において特に脳ではこのブドウ糖が唯一のエネルギー源である。

プラスミン

プラスミンとは、血栓の主成分であるフィブリンを切断する酵素の事。タンパク質分解酵素の一種でセリンプロテアーゼ、エンドペプチターゼに分類される。通常、プラスミノーゲンという形で血漿に含まれており、そこにプラスミノーゲンアクチベータが作用する事によりプラスミンとなる。

プリン体

プリン体(ぷりんたい)とは、アデニンやグアニンといったプリンを部分構造として持つ生合成・代謝産物の総称(栄養学的見地による)。プリン体は代謝されることにより痛風の原因物質と言われる「尿酸」へと変化することからプリン体の過剰摂取が痛風のリスクファクターとなったり症状を悪化させる原因となるといわれている。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは、黄体(排卵後の卵胞)から分泌される女性ホルモンのこと。子宮内膜の増殖を促進し、子宮内に受精卵が着床しやすい環境を作る働きがある。また、妊娠時には、妊娠中期以降になると、胎盤からも分泌される。

プロスタグランジン製剤

プロスタグランジン製剤(ぷろたぐらんじんせいざい)とは、胃粘膜の血行促進や胃粘膜分泌を促進により胃を保護するプロスタグランジンというホルモン製剤。胃潰瘍の再発防止薬として用いられる事が多い。

プロトンポンプ阻害剤

プロトンポンプ阻害剤(ぷろとんぽんぷそがいざい)とは、胃腸において胃酸分泌に関与するプロトンポンプと呼ばれる酵素の働きを抑制することにより胃酸分泌を強力に抑制することができる薬剤。胃潰瘍の治療薬としても用いられる。

プロドラッグ

プロドラッグ(ぷろどらっぐ)とは、体内における代謝により始めて薬効が現れるように工夫された薬のこと。薬が作用する部位に到達するまでに消化管などでの吸収を避けたり、胃腸などに与える影響が甚大な場合などに用いられる。

プロバイオティクス

プロバイオティクスとは、生きたまま腸に達し腸内環境を改善する健康作用がある微生物を指す。主にビフィズス菌をはじめとした善玉菌を増殖させる作用や腸の免疫細胞の働きを活性化させたり、アレルギー抑制機能を持ったりするものなどが挙げられる。

ヘリコバクターピロリ菌

ヘリコバクターピロリ菌(へりこばくたーぴろりきん)。ピロリ菌とも呼ばれ、胃粘膜表面に生息している細菌。近年の研究によりこのピロリ菌が胃潰瘍に影響を与える事が指摘されており、消化性潰瘍との間で研究が進められている。

ヘルニア

ヘルニア(へるにあ)とは、腹部の臓器などが先天的または後天的に生じた孔または、腹壁などの比較的弱い部分から突出した状態。横隔膜ヘルニア、椎間板ヘルニア、腹部ヘルニア・鼠径ヘルニア(脱腸)などが挙げられる。

ヘルペス

ヘルペス(ぺるぺす)とは、ヘルペスウイルスによる感染症の一つ。水疱や膿疱が集まった状態を指し、主に口元や目の周辺、指先などにできやすい。また、ヘルペスは再発を繰り返すのも特徴の一つである。

ベンゾジアゼピン系催眠剤

ベンゾジアゼピン系催眠剤(べんぞじあぜぴんけいさいみんざい)とは、不眠症治療に用いられる代表的な薬剤。不安や興奮を抑制することで眠気を誘うため不眠症治療薬として用いられる。

ベンゾジアゼピン系抗不安剤

ベンゾジアゼピン系抗不安剤(べんぞじあぜぴんけいこうふあんざい)とは、抗不安剤の一種で最も多く利用されている薬剤の一系統。ベンゼン環、ジアゼピン環、アリール環により構成されており、脳の中枢神経におけるGABA受容体の作用を亢進し、中枢神経の信号伝達を抑制することにより、不安や脳の興奮などを抑制する作用を持つ薬剤である。

ペニシリン

ペニシリン(ぺにしりん)とは、化学療法剤として始めて発見された抗生物質のひとつ。1929年にアレクサンダーフレミングによって発見された。抗菌剤の分類上ではβ-ラクタム系抗生物質に分類される。肺炎、淋病、敗血症などの各種細菌感染症に対して効果を示す。

ペラグラ

ペラグラ(ぺらぐら)とは、ナイアシン欠乏症(ニコチン酸欠乏症)のことを指す。ナイアシンの欠乏により手足や顔、首などに皮膚炎が起こる。また、下痢や頭痛、めまい、神経障害などの症状を引き起こす。さらに、ナイアシン不足が続くと、脳機能にまで影響を与え、ノイローゼなどの原因となることもある。

ホルモン

ホルモン(ほるもん)とは、内分泌腺から血中に分泌されて、様々な器官に対して作用しそれらの働きをコントロールする物質の事。主な内分泌腺としては、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、精巣、卵巣などが挙げられる。

ポリペクトミー

ポリペクトミー(ぽりぺくとみー)とは主に食道や胃、大腸などの消化管の早期ガンおよびポリープの治療に用いられる外科的手法。開腹外科手術と比較して、内視鏡を用いるポリペクトミーの方が、より患者に少ない負担で手術を行える。

ポリペプチド系薬剤

ポリペプチド系薬剤(ぽりぺぷちどけいやくざい)とは、抗生物質の一系統。主に細胞脂質障害剤として利用されリポ多糖と酸性リン脂質に作用してホスホリパーゼを活性化し、リン脂質の分解を起させる作用がある。

ポリープ

ポリープ(ぽりーぷ)とは、皮膚や粘膜などの表面に生じる半球状、きのこ状の腫瘤。特に、胃や大腸などに発生しやすく、胃ポリープ、大腸ポリープなどと診断される。多くのポリープは良性で無症状であるが、一部のポリープは癌に進行する可能性もある。

マイコプラズマ

マイコプラズマ(まいこぷらずま)とは、細菌の一種だが、細胞壁を持たない細菌である。マイコプラズマ肺炎といった比較的有名な疾患の原因菌として知られている。細胞としては非常にサイズが小さいものの、ウイルスよりは大きいといった特徴がある。通常成人の97%はマイコプラズマの感染を経験しているといわれている。肺炎のほか、風邪、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、胸膜炎、気管支喘息といった気道に関する感染を引き起こす原因となる。

マクロライド系薬剤

マクロライド系薬剤(まくろらいどけいやくざい)とは、抗生物質の一系統。マクロライド系抗生物質とも言われる。マクロライド系薬剤は比較的副作用が少なく、抗菌性も広い使いやすい抗生物質で、リケッチア、クラミジア、マイコプラズマなどの細菌には第一選択薬として利用される。

ミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)

ミネラルコルチコイド(鉱質コルチコイド)とは、電解質のコントロール(代謝)に関与するステロイドホルモンの一種である。副腎皮質における球状層という部位より分泌される。代表的なミネラルコルチコイドとしてアルドステロンがある。アルドステロンの分泌が過剰となる疾患が「アルドステロン症」である。

ミュータンス菌

ミュータンス菌とは、連鎖球菌の一種。人間の口内に存在しておりう触(虫歯)の原因となる最近の一つ。1924年に発見された。ミュータンスと呼ぶ場合はおよそ7種類の菌が存在する異なっているが、ヒトの口腔内に存在するのはそのうちの2種である。

ムスカリン受容体拮抗剤

ムスカリン受容体拮抗剤(むすかりんじゅようたいきっこうざい)とは、胃腸の運動を促進する副交感神経を興奮させる作用がある、ムスカリンという物質の働きを抑制する薬で、主に胃潰瘍の治療薬として処方される。胃酸やペプシン(消化酵素)の分泌を抑えたり、胃粘膜の抵抗力を向上させる作用がある。

モノアミン酸化酵素阻害剤

モノアミン酸化酵素阻害剤(ものあみんさんかこうそそがいざい)とは、中枢神経を興奮させるセロトニンやノルアドレナリンなどを分解するモノアミン酸化酵素の働きを阻害する薬。主にうつ状態の改善に効果があるとされるが、モノアミン酸化酵素阻害剤の作用は非可逆的であるので、使用には最大限の注意が必要である。

ラ音

ラ音(らおん)とは、胸部聴診の際に聞こえる雑音のこと。狭くなっている気管支を空気が通る際におこる乾いたラ音(乾性ラ音)と、気管支内に部につされた液体に発生した気泡が破裂する湿ったラ音(湿性ラ音)がある。

リポタンパク

リポタンパク(りぽたんぱく)とは、脂質成分における中性脂肪、リン脂肪、コレステロールなどとタンパク質の複合体を指す。脂質は血液に溶けることはない為、タンパク質と結合し血中に溶け込み体内を移動する。

レイノー現象

レイノー現象(れいのーげんしょう)とは、手足の皮膚がチアノーゼ状(青白く)なり、痛みや冷感、しびれなどの症状が現れるが、血流が回復することにより逆に充血してしまう現象のこと。

主な原因としては、手足が冷やされることで抹消動脈の収縮が起こり血流が悪くなる事が挙げられる。一時的な場合も多いものの、特に若い女性の場合は膠原病(強皮症)の初期症状としても見られることがあるため、注意が必要。

ロタウイルス

ロタウイルス(ろたういるす)とは、乳児下痢症や嘔吐下痢症の原因として知られているウイルスである。ロタウイルスは非常に感染力が強く、生後6ヶ月~2歳の乳幼児の多くが感染し、5歳までにほとんどの小児がロタウイルス感染を経験するといわれている。感染による非常に強い下痢や嘔吐が特徴でノロウイルスよりも発熱を伴い重傷度が高いウイルスである。

三環系抗うつ剤

三環系抗うつ剤(さんかんけいこううつざい)とは、抗うつ剤の一蹴。構造中にベンゼン環を量単位含む環状構造が3つあるということが共通の特徴。第1世代、第2世代の抗うつ剤としても分類される。

三環系抗うつ剤は神経伝達物質に慣用する神経細胞受容体に作用し、遊離しているノルアドレナリンやセロトニンを増加させる働きをする。なお、三環系抗うつ剤は服用を始めてから効果がでるまで通常1-2週間は必要となる事に留意する必要がある。

下血

下血(げけつ)とは、消化管におこった出血が肛門から排出される状態を指す。なお、下血はその出血がおこった部位により、下血の色が異なる。

不定愁訴

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、症状に見合うような器質的損失は見当たらないのに漫然とした体調不良の症状が現れるもの。不定愁訴の大部分は自律神経や心理的なものが原因となることが多い。

不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)とは、植物に多く含まれており、「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」の二種類に大別される。皮下脂肪の代謝促進、コレステロールおよび中性脂肪の運搬および排泄を促進することから、ダイエットや動脈硬化予防などに役立つとされている。

丘疹

丘疹(きゅうしん)とは、皮膚にできる直系が数ミリ程度の盛り上がった発疹のことを指す。皮膚病において最も多く見られる症状の一つ。

中心性肥満

中心性肥満(ちゅうしんせいひまん)とは、手足はやせているにも関わらず、顔および体が太ってしまう状態を指す。中心性肥満は主にクッシング症候群を始めとした副腎の障害などでおこる症候性肥満の一種である。

中枢神経

中枢神経(ちゅうすうしんけい)とは、脊椎動物においては、脳と脊髄が該当する。感覚や運動、情緒、反射機能などをコントロールする。脊髄は脳と末梢神経における中継的な役割を果たす(ただし、反射行動のみは、末梢神経からの情報を脳に伝えずに直接感覚神経へと伝達する)。

乏尿

乏尿(ぼうにょう)とは、1日に通常排泄される尿量(およそ1500~2000cc)よりも異常に少ない量の排尿しかおこなえない状態を指し、通常乏尿は1日400~500cc以下の量尿となった場合を指す。乏尿の大きな原因としては、腎臓病、肝臓病、心不全などがその原因とされる。

乳酸

乳酸(にゅうさん)とは、糖が分解される最終段階生成物。特に激しい筋肉運動のあとは、筋肉内に乳酸が蓄積する事になり、その一部は血液を介して肝臓に運ばれる。

乳頭水腫

乳頭水腫(にゅうとうすいしゅ)とは、モノが見えにくくなったり二重に見えたりする目の疾患。頭痛や吐き気といった症状を発症する事もある。

二次感染

二次感染(にじかんせん)とは、細菌やウイルスなどの感染により体の抵抗力が失われている(または低下している)状態で、新たな病原体が侵入する事により別の疾患が発症する事を指す。なお、二次感染は日和見感染であることが多い。

亜急性

亜急性(あきゅうせい)とは、急性ではないが、急性に近い状態での症状や病気の発生のしかたを指す。具体的な期間を示すわけではないが、急性との相対的なとらえ方として用いられる事が多い。

交感神経

交感神経(こうかんしんけい)とは、副交感神経と共に自律神経を司る神経系統。交感神経の働きが副交感神経よりも優位になると、心臓の拍動促進、血圧上昇、内臓血管収縮、気管支拡張などが活発化する。交感神経優位の状態は俗に活動的な状態になっていると言い変えることもできる。

人工透析

人工透析(じんこうとうせき)とは、腎臓病(腎不全)の患者に対して腎臓が行っている透析が行えなくなっていることから、尿毒症を予防する為に人工的な透析を行う。血液透析、人工腎臓という呼称もあるが、ここでは、一般的な人工透析で統一する。

代替医療

代替医療(だいたいいりょう)とは、公式の医療や医学制度に含まれていない医療行為の事を指す。アメリカを中心に広まった概念であり、東洋医学(漢方)や鍼灸(鍼治療)なども代替医療に含まれる。なお、日本国内においては保険医療の対象となっているものも含まれている。

仮面高血圧

仮面高血圧(かめんこうけつあつ)とは、健康診断などの場で医師(または看護士)が血圧を測定した時、その時点では高血圧の基準値よりも下(正常値)であるにも関わらず、その他の場所で血圧を測定すると血圧が高血圧となる場合を指す。白衣高血圧の対義語。

低体温

低体温(ていたいおん)とは、体温が35度台の状態が続く状態を指す。低体温となる原因には様々なものがあり、循環器系の疾患や甲状腺疾患といった病気が原因の低体温から、空腹や疲労、アルコール摂取、過度なダイエットなどによる生活習慣が原因となる低体温などがある。

依存症

依存症(いぞんしょう)とは、薬物などの連続的使用により、その薬などがなければ耐え切れず、通常量以上を必要とする精神身体的な状態を指す。

健胃剤

健胃剤(けんいざい)とは、胃の運動低下や唾液・胃液などの分泌量低下による食欲不振や消化不良などを改善する効果のあるお薬。含有成分である苦味や香りなどが味覚を刺激して消化管の運動や胃液分泌などを促進する。代表的な薬剤としては主に漢方薬が健胃剤として利用される。

催奇性

催奇性(さいきせい)とは、ある物質が生命の発生において奇形を生じさせる性質や作用があるものを指す。催奇性を持つ物質が人体に入った場合、胎児が奇形を生じる可能性があるため、食品や医薬品の催奇性については重大な注意が必要となる。

傾眠

傾眠(けいみん)とは、放置しておくと眠り込んでしまうが、叩いたり声を掛けたりすることで目を覚ます状態の事を指す。過眠症・傾眠症などともいう。原因としては、「反復性混迷(エンドゼピン混迷)」「肝臓病などの代謝性疾患」「ナルコレプシー」「周期性傾眠症」が考えられる。

免疫抑制剤

免疫抑制剤(めんえきよくせいざい)とは、免疫抑制療法という治療において免疫系の活動を抑制または阻害する必要がある場合に用いられる薬剤。主に臓器移植時の拒絶反応の抑制、自己免疫疾患(リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)の治療、アレルギー性の炎症性疾患などに持ちいらえる事がある。

内分泌

内分泌(ないぶんぴつ)とは、体内で産生されたホルモンが血中に放出される事。または、ホルモンの分泌形式を指す。ホルモンを産生する臓器は内分泌腺と呼ばれ、ここから分泌されるホルモンは血液に乗り目標の臓器にいき作用する。

内因性

内因性(ないいんせい)とは、病気を引き起こす原因が、外因性(外的なもの)ではなく、からだの内部異常に起因するものを指す。アレルギーやホルモン代謝の異常、遺伝子の異常などが挙げられる。

再生医療

再生医療(さいせいいりょう)とは病気、事故などによって失われたからだの細胞や組織、器官などの再生を目的とした医療のこと。広義にはリハビリテーション、人工素材で作られる皮膚、義手などによる治療も再生医療に含まれるが、近年では、幹細胞移植による治療なども研究が進められている。

冠状動脈

冠状動脈(かんじょうどうみゃく)とは、心筋に血液を送り込む血管のことを指す。主に、心臓を取り囲むように存在しており、左冠動脈と右冠動脈がある。

処方箋

処方箋(しょほうせん)とは、患者に対する医薬品の投薬にあたり、医師がその薬品名、用量、用法、調剤法などを記述した書類の事。医療用医薬品の購入にはこの処方箋が必要となる。

利尿剤

利尿剤(りにょうざい)とは、尿の量を増加させて体内にある余分な水分やナトリウムなどの排泄を促進する効果のある薬の総称。大きく「浸透圧利尿剤」「ループ利尿剤」「サイアザイド系利尿剤」「その他の利尿剤」に分類することができる。

利胆剤

利胆剤(りたんざい)とは、胆汁の分泌を促進させる薬の総称。胆道疾患や肝臓病、胆石症などの治療に用いられる、大きく肝臓に作用する「催胆剤」と胆のうに作用する「排胆剤」に大別される。

制酸剤

制酸剤(せいさんざい)とは、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療薬として用いられる薬。過剰に分泌されている胃酸を中和させるアルカリ剤で、胃潰瘍を作り出している胃酸の酸性度を弱めて、胃腸に与えるダメージを減少させる効果がある。

刺激伝導路

刺激伝導路(しげきでんどうろ)とは、心筋拍動のもととなる刺激を発生させて、その刺激を心房から心室に伝える事により調和の取れた心臓の収縮および緊張を生じさせる神経組織の一つ。

副交感神経

副交感神経(ふくこうかんしんけい)とは、交感神経と共に自律神経を司る神経系統のこと。副交感神経が交感神経よりも優位になると、リラックスした状態となり、胃液・唾液分泌の上昇、血管拡張、瞳孔が縮むといった作用がある。

副作用

副作用(ふくさよう)とは、体内に取り込まれた薬物がしめす様々な薬理効果のうち、人体にとってこのましくない作用を副作用という。ちなみに、副作用がまったく起こらないという薬はなく、副作用が少ないとされる漢方薬であっても副作用はある。

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)

副腎皮質刺激ホルモン(ふくじんひしつしげきほるもん)とは、下垂体前葉より分泌されるホルモンの一つで、ACTHとも呼ばれる。視床下部・下垂体・副腎皮質系を構成するホルモンで39個のアミノ酸から構成されポリペプチド。視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンにより分泌される。

医療用医薬品

医療用医薬品(いりょうよういやくひん)とは、名前の通り、医師による処方箋や指示により使用することを目的とした薬の事。対義語は大衆薬(一般用医薬品)となる。

原因療法

原因療法(げんいんりょうほう)とは、病気や疾病の原因を直接取り除いたり、人体の機能不全を埋めることを目的とする治療法のこと。例えば、肺ガンによる痛みがある患者に対し、ガンの部位を手術や薬剤により制御しようとする治療が原因療法である。病気に伴う症状や苦痛などを軽減する「対症療法」に対比する言葉。

原発性

原発性(げんぱつせい)とは、最初、第一のという意味で「二次性○○」「続発性○○」などと対比して用いられる用語。他の病気の結果として起こる病気ではなく、その病気自体が原因となるもの。

受容体

受容体(じゅようたい)とは、レセプターとも呼ばれ各種刺激情報を得て反応する機能を有する部位で、体内で分泌されたホルモンや投与された薬剤などに結合する細胞の結合部分を指す。大きく「代謝型受容体」「イオンチャネル型受容体」「細胞内(核内)受容体」に分類することができる。

合併症

合併症(がっぺいしょう)とは、一つの病気に罹っているときに、他の病気が重複して生じる事を指す。例えば、肝硬変で腹水貯留がある場合は、肝硬変の合併症として腹水貯留がおこるといった具合。

合成殺菌剤

合成殺菌剤(ごうせいさっきんざい)とは、化学物質を合成して生成した薬。サルファ剤、キノロン系薬剤、抗結核剤などが代表的。細菌の増殖を抑える効果がある。

吐血

吐血(とけつ)とは、消化管におきた出血が口から排出される事を指す。多量の出血がある場合は鮮血状、あまり吐血の量が多くない場合は茶褐色、黒褐色の吐血が多い。緊急的に専門医の診察を受けるべき症状の一つ。吐血量が少ない場合、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などが原因のことが多い。

向精神薬

向精神薬(こうせいしんやく)とは、統合失調症や抗うつ剤、抗不安剤など広く中枢神経に作用して、生物における精神活動に影響を与える薬の総称。狭義では、向精神薬取締法において個別に指定された物質。

喘鳴

喘鳴(ぜんめい)とは、呼吸困難の際に呼吸に伴って聞こえる音。通常気道が狭くなっているときに生じるもので、音がなる原理は口笛と同じ。通常、喘鳴は呼吸困難の前段階であるケースが多いが、幼児の場合は呼吸器系の感染症の初期段階で喘鳴の症状が出ることがある。

嗜眠

嗜眠(しみん)とは、放っておくと眠ってしまい、刺激に対する反応も鈍く中々目覚めない状態を指す。過眠症ともいう。なお、嗜眠よりも症状が軽いものを「傾眠」と呼ぶ。嗜眠と明確に関連する疾患・病気がない場合、病的な睡眠障害の恐れがある。

器質的疾患

器質的疾患(きしつてきしっかん)とは、内臓や神経、筋肉、器官といった各組織において病理的・解剖的な異常が生じた事により引き起こされる疾患・疾病の総称。対義語は、機能的疾患。器質的疾患は例えばレントゲン検査や内視鏡検査などにより病態が確認できる疾病を指します。

嚥下

嚥下(えんげ)とは、食物を咽頭から食道を経て胃まで運ぶ一連の運動を指す。例えば、嚥下障害という場合には、上記一連の流れの一部または全部に障害があり、正常に胃にまで飲食物を運べない事を指す。

四環系抗うつ剤

四環系抗うつ剤(よんかんけいこううつざい)とは、抗うつ剤の一系統。名前の由来は薬剤の分子構造中に連なった環状の構造が4つあることに由来している。三環系抗うつ剤と比較して即効性があるが、同様に抗コリン剤との併用による副作用を伴う。

因子

因子(いんし)とは、あることの原因となったり、他に影響を与えるなどするもの。○○因子といったような使い方をする。例えば、遺伝因子や危険因子など。

基礎疾患

基礎疾患(きそしっかん)とは、元になる病気の事をいう。例えば、高血圧や高脂血症のように他の病気、例えば「脳卒中」「狭心症」「心筋梗塞」「腎不全」などを引き起こす、元になる疾患を指す。

塞栓

塞栓(そくせん)とは、他の血管や心臓などから流れ込んだ血液の塊により血管が詰まってしますことを指す。例えば、脳塞栓は心臓にある血液の塊が脳に流れ込み血流を止めてしまうことを指す。近い言葉に血栓という言葉があるが、こちらは血管が詰まった部分に時間を掛けて塊が付着するという意味で異なる。

塩基性抗炎症剤

塩基性抗炎症剤(えんきせいこうえんしょうざい)とは、非ステロイド性の抗炎症剤。非酸性抗炎症剤とも呼ばれる。代表的な薬剤としては、エピリゾールやエルモルファゾン、塩酸チアラミドなどがある。

壊死

壊死(えし)とは、からだの一部の細胞や組織が死んでしまった状態を指す。代謝障害、微生物感染、化学物質、血液循環、物理的圧力など壊死する原因は様々なものがある。

壊疽

壊疽(えそ)とは、壊死してしまった細胞や組織が細菌などに感染し、腐敗してしまった状態を指す。壊疽した組織は褐色・黒色を帯び、悪臭を放つ。

外用副腎皮質ホルモン剤

外用副腎皮質ホルモン剤(がいようふくじんひしつほるもんざい)とは、抗炎症効果のある副腎皮質ホルモン剤のこと。

多尿

多尿(たにょう)とは、一日に排泄される尿の量が正常値(1500ml~2000ml)より多い状態。通常2500ml/日以上の尿量の場合を指す。泌尿器系の異常(主に腎臓)を始めとして全身疾患の可能性もある。

多発性

多発性(たはつせい)とは、同時期に2箇所以上の部位に対して病気・病変が現れる疾患を指す際に用いる言葉。対義語は単発性。多発性神経炎、多発性硬化症、多発性筋炎、多発性骨髄腫などが代表的な疾患。

失感情症(アレキシサイミア)

失感情症(しつかんじょうしょう)とは、自身の感情を自覚・認知・表現することが苦手な事で、特に空想力や想像力に欠ける傾向がある人を指す。アレキシサイミアとも呼ばれ、心身症との深い関連性が指摘されている。

失神

失神(しっしん)とは、脳の血流が急激に減少することによりおこる一時的な意識消失発作。失神による意識消失時間はごく短く、後遺障害が残る事はない(ただし、転倒することによる怪我の恐れはある)。通常、失神が起こる前には目の前が真っ暗になったり、めまい、悪心などがあり、その後顔面蒼白となり、意識が消失するという経過を辿る事が多く、通常起立時に起こる。

失禁

失禁(しっきん)とは、尿や便などの排泄を意識的に行うことができず、もらしてしまうこと。排泄の働きをコントロールする脳や脊髄の神経障害の場合やてんかんの発作時に起こることもある。大きく、「情動失禁」「尿失禁」「便失禁」に分類される。

家族性

家族性(かぞくせい)とは、名前の通り特定の疾患や病気がある家族(家系)に集中して発生することを指す。遺伝的(遺伝性)とほぼ同義。

対症療法

対症療法(たいしょうりょうほう)とは、原因療法に対比する言葉。よく対処療法と記述されたものもあるが、正確には「対症療法」である。病気そのものの原因を取り除くのではなく、病気がもたらす症状や苦痛を軽減させる事を目的とする治療法の一つ。例えば、風邪をひいた際の解熱鎮痛剤の投与などが対症療法にあたる。

対麻痺

対麻痺(ついまひ)とは、左右両方の下肢が麻痺してしまう状態。両麻痺とも呼ばれる。対麻痺がおこる場合、多くは脊髄に対して損傷を負っていることが多い。脳の障害でおこる事もあるが稀である。なお、全身の片側が麻痺するケース(片麻痺)では、脳の損傷による障害である可能性が高い。

尿タンパク

尿タンパク(にょうたんぱく)とは、尿中に含まれているタンパク質のこと。通常尿からはごく少量しかタンパク質は排出されないが、腎臓・尿路に障害・異常がある場合、その排出量が増加する。健康診断においては、尿検査で検査されている。

尿糖

尿糖(にょうとう)とは、尿中に含まれている「ブドウ糖」のこと。通常健康な人からはほとんど検出される事はないが、糖尿病患者などは尿中に糖が排出されることから、健康診断などにおいて尿検査で検査される項目である。

尿酸

尿酸(にょうさん)とは、遺伝子を作る核酸が代謝された最終段階の分解産物。腎臓から尿として排出される。健康な人の尿酸値は血液濃度で3.6~8.3mg/dLとされている。なお、血中の尿酸が一定の量を超える場合、高尿酸血症とされる。通風や腎機能障害、血液障害などの原因とされる。

常在菌

常在菌(じょうざいきん)とは、人の体に存在している最近の中でも多くの人が共通して持っているもので、病原性を示さない細菌類のことを指す。通常は、人体のそれぞれの場所にそれぞれの常在菌が存在していることが多い。基本的には無害で、人間と共生関係にある細菌だが、免疫力が低下している場合などには日和見汗腺を引き起こすことがある。

平滑筋

平滑筋(へいかつきん)とは、血管、気管、腸管、胃、膀胱、子宮などの臓器壁を構成している筋肉の一種で不随意筋(自分の意思で筋肉収縮をコントロールできない筋肉)。主に自律神経および各種ホルモンによりコントロールされている。

強心剤

強心剤(きょうしんざい)とは、全身の内臓臓器や組織に血液を供給する心臓の働きを高めて、必要な量の血液を送り出せるようにするお薬の総称。強心剤として代表的な薬剤はジギタリス系薬剤。

強心配糖体

強心配糖体(きょうしんはいとうたい)とは、心筋に対して直接作用して心筋の収縮力を高めるお薬。主に強心剤として利用されるジギトキシンやプロスシラリジン、メチルジゴキシンなどが該当する。

強直

強直(きょうちょく)とは、関節を構成する骨もしくは軟骨などの障害に起因して関節が動かなくなったり、筋肉が収縮して突っ張ったようになった状態を指す。関節可動域制限のこと。

後遺症

後遺症(こういしょう)とは、病気や怪我などが治った後にも残る症状のことを指す。代表的な後遺症(後遺障害)として、脳梗塞の後に残る手足のしびれ、帯状疱疹の後の神経痛、自動車事故の後に残こる様々な傷害などが挙げられる。

徐放剤

徐放剤(じょほうざい)とは、成分が徐々に放出されるように工夫された薬の総称。薬効が長期間に渡って持続する為、服用回数を減らす事ができるうえ、徐放剤の場合薬の血中濃度が急激に上昇しない為、副作用も少なくてすむという特徴がある。

徐脈

徐脈(じょみゃく)とは、通常の脈拍数よりも少ない状態を指す。通常は1分間の脈拍数が60以下になるものを指す。徐脈は場合によって30回程度となることもあり、こうなると脳などに十分な血流を送ることができなくなる。徐脈には、大きく分類して、「機能不全症候群」と「房室ブロック」がある。対義語は頻脈。

心因性疾患

心因性疾患(しんいんせいしっかん)とは、名前の通り心理的、精神的な原因により生じる疾患の総称。例えば、頭痛やめまい、視野、パニックなど様々な心因性の疾患がある。

心悸亢進

心悸亢進(しんきこうしん)とは、心臓の鼓動が増加し著しく気になる状態であり、動悸とおほぼ同じ意味である。通常は心臓病、貧血症、バセドウ病、うつ病などの患者に心悸亢進が現れることが多いが、健康な人でも肉体疲労時などには心悸亢進の症状があらわれることもある。

心筋

心筋(しんきん)とは、心臓固有の筋肉のことを指す。心筋は骨格筋と同じ横紋筋であるが、骨格筋が多核細胞で構成されているのに対し、心筋は通常単核細胞で構成されており、不随意筋(自分でコントロールできない筋肉)である。

心身症

心身症(しんしんしょう)とは、精神的なストレスに起因して様々なの身体的な症状引き起こす病気を指す。通常精神疾患(神経症・うつ病など)は心身症に含まない。

急性

急性(きゅうせい)とは、病気や症状などが急激に短時間の間に進行することを指す。「慢性」と対比して用いられる。急性疾患ともいう。急性疾患の例としては、急性骨髄性白血病・急性心不全・急性腎不全・急性肺炎・急性心筋梗塞・急性肝炎。

悪性腫瘍

悪性腫瘍(あくせいしゅよう)とは、「癌」「悪性新生物」とも呼ばれ、他組織との境界に侵入したり、転移したりして、人体の各所で増殖する事により致命的な影響を与える危険性がある主要の総称。

憩室

憩室(けいしつ)とは、食道・胃・腸といった部位(消化管)に発生するポケット状のふくらみの事を指す。例えば、腸の憩室ではよく知られている憩室として「メッケル憩室」「大腸憩室」などがある。

房水

房水(ぼうすい)とは、目の水晶体、角膜に対して酸素や栄養を供給する体液。眼圧を保つ作用もあり、房水の成分は血清とほぼ同じである。主にシュレム管を通過し眼外に排出されるが、加齢と共に網目構造の孔が細くなり房水が停滞する事で緑内障の原因となる。

抗がん剤

抗がん剤(こうがんざい)とは、ガン細胞を死滅させる為に使用する薬剤の総称。主に全身に対する治療に用いられ、ガンが転移している場合も想定して全身のガン細胞を攻撃する為に抗がん剤は用いられる。しかし、抗がん剤といっても「癌細胞」のみを攻撃する事が出来ない事から、正常な細胞を攻撃する事もあり、強い副作用を持つことが一般的である。

抗コリン剤

抗コリン剤(こうこりんざい)とは、副交感神経からの刺激を伝達する「コリン」と呼ばれる物質の働きを抑制する効果のある薬。主に、胃酸の分泌抑制、気管支の収縮の抑制などの効果を示す。

抗ヒスタミン剤

抗ヒスタミン剤(こうひすたみんざい)とは、ヒスタミンの受容体と結合する事により、アレルギー反応の過程で放出される遊離ヒスタミンという物質とヒスタミン受容体への結合を阻害し、アレルギー反応を抑える効果がある薬の総称。特にH1受容体拮抗薬を指す。アレルギーの症状などを抑えるが、抜本的な治療薬ではない。

抗リウマチ剤

抗リウマチ剤(こうりうまちざい)とは、関節リウマチによる骨破壊の防止のために投与される薬剤の総称(DMARDs)。抗リウマチ剤は免疫の異常化を正常化し、関節リウマチにより引き起これる炎症を沈静化させたり、関節の破壊などを遅らせる作用がある。

抗不安剤

抗不安剤(こうふあんざい)とは、大脳辺縁系に対して作用して、不安や緊張、抑うつなどの症状を軽減する薬で、向精神薬の一種。神経症や心身症、不眠症、PTSDなどの患者に対して処方される。マイナートランキライザーとも呼ばれ、向精神薬の中では副作用は弱めである。

抗体

抗体(こうたい)とは、体内に侵入した抗原の刺激により自己防衛の為に体が作り出す物質の事。抗体は主に血中や体液中に存在し、体内に侵入した細菌やウイルスなどの微生物や、これらに感染した細胞を抗原と認識し結合する。

抗凝固剤

抗凝固剤(こうぎょうこざい)とは、血液の凝固を阻害する薬の総称である。血液を固まらせないようにする抗血栓剤の中でも凝固系に対して作用するものが抗凝固剤であり、主に血栓症や塞栓症、出血傾向の治療や予防などに用いられる。また、人工透析などにおける体外回路の凝固防止や輸血用血液の保存、血液検査などにも用いられる。

抗原

抗原(こうげん)とは、異物の侵入から人体を守る免疫反応を引き起こす性質を持つ物質の総称。体内に抗原が侵入すると、人体は抗体と呼ばれる物質をつくり抗原と結合させてその働きや毒性を抑えようとする。

抗生物質

抗生物質(こうせいぶっしつ)とは、カビといった微生物が産生し、他の微生物の増殖を抑制する物質の総称を指す。ただし、ディフェンシンなどのように人が産生する抗生物質も存在する。医学的に用いられる抗生物質の代表格は「ペニシリン」がその代表である。肺炎や気管支炎、中耳炎、敗血症などの治療に用いられる。

拒絶反応

拒絶反応(きょぜつはんのう)とは、臓器移植や輸血などの際に見られる免疫反応の一つ。移植された組織を免疫が「異物」と判断して拒絶する免疫反応により、移植された臓器などが攻撃を受け、機能低下することを指す。

拘縮

拘縮(こうしゅく)とは、関節包外の軟部組織が原因となって発生する関節可動制限のことを指す。関節が曲がったままの状態となる屈曲拘縮と、伸ばしたままの上体となる伸展拘縮の二種類に分類される。また、皮膚性拘縮、結合組織性拘縮、筋性拘縮といったように拘縮する原因別に分類されることもある。五十肩などでが拘縮のおこる代表的な疾患である。

指定医薬品

指定医薬品(していいやくひん)とは、厚生労働大臣の指定する医薬品の総称。特に、取扱に際して注意が必要となる医薬品のことで、専門的な知識が必要なもの。代表的には変質しやすい生物学的製剤、毒・劇物、抗生物質・放射性医薬品などが該当する。

振戦

振戦(しんせん)とは、体の一部または全体が一定のリズムまたは、様々な形で無意識に震えてしまう事。振戦は誰にでもおこりえる症状で、ストレスや疲労、アルコール依存症の禁断症状、カフェインの摂取など様々な要因が考えられる。

掻痒

掻痒(そうよう)とは、皮膚に感じるかゆみのことを指す。皮膚の痛覚神経が作用しているとされている。掻痒に関する病気の代表である皮膚掻痒症の場合、発疹が見られないにもかかわらず痒みだけを訴えるものである。

日和見感染

日和見感染(ひよりみかんせん)とは、体力の低下、薬物使用などの影響で体内の防御機能が衰えている事に起因して、健康状態であれば無害な常在菌(弱毒微生物・非病原微生物・平素無害菌)に感染して発症する感染症を指す。

昏睡

昏睡(こんすい)とは、意識を消失して目覚めない状態で、特に脳に対して重い障害を持つことを示す症状の一つ。昏睡の程度により「半昏睡」「深昏睡」というように使われることもある。昏睡の原因疾患としては、大脳半球の障害や脳幹障害、代謝異常などがあり、その原因疾患により治療法も異なる。

末梢神経

末梢神経(まっしょうしんけい)とは、中枢神経(脳と脊髄)と皮膚や目鼻などの感覚器官とを連結する神経のこと。ただし、中枢神経と末梢神経との間には構造的な区切りが存在するわけではないので、いわば便宜的な分類である。

本態性

本態性(ほんたいせい)とは、疾患の原因が明らかではないという意味。「特発性」とほぼ同義。本態性高血圧症、本態性低血圧症、本態性自律神経失調症などがその代表例。

梗塞

梗塞(こうそく)とは、動脈硬化や血栓などにより動脈が閉塞し、血流が途絶えることにより、それより先に栄養や酸素がいきわたらなくなる事から、組織が壊死した状態を指す。冠状動脈において梗塞が起こることを心筋梗塞、脳の動脈において梗塞が起こることを脳梗塞というように用いる。

椎間板

椎間板(ついかんばん)とは、脊椎を形成している椎骨(椎体)と椎骨の間にある関節と同じような働きをする機構のこと。椎骨に対してかかる負荷をクッションのように吸収する働きがある。なお、椎間板は線維状カプセルが弾性のある髄核を包み込むような構造をしている。

なお、椎間板に関連する病気としては、変形性脊椎症や椎間板ヘルニアなどがある。

機能的疾患

機能的疾患(きのうてきしっかん)とは、体の組織等において解剖学的・病理的な異常が見当たらないにも関わらず、臓器や器官などの働きが低下する疾患を指す。対義語は器質的疾患。機能的疾患には、例えば心身症などが該当する。

気管支拡張剤

気管支拡張剤(きかんしかくちょうざい)とは、気管支のけいれんを抑制し、気管支を広げて空気のとおりを良くすることを目的とするお薬。

水溶性ビタミン

水溶性ビタミン(すいようせいびたみん)とは、ビタミンB群、ビタミンCが該当する。脂溶性ビタミンと異なり、過剰に摂取しても過剰分は尿として排出されるので過剰症の心配はない。しかし、水溶性ビタミンであっても、基準以下の摂取量しかない場合はビタミン欠乏症を招く。

水疱

水疱(すいほう)とは、いわゆる水ぶくれのこと。「熱傷」「湿疹」「ヘルペス感染症」「水疱症」の症状などに表れ、表皮の下や中に液体が貯まり、表皮が半球状に隆起した状態を指す。水疱は水ぶくれともいわれるが、中の水分は血清やフィブリン、細胞成分などであり、純粋な水ではない。

浮腫

浮腫(ふしゅ)とはいわゆる「むくみ」のこと。浮腫は細胞組織内における水分と塩分が貯まる事により圧力のバランスが崩れ発生する。浮腫が起こる場所により全身性と限局性に分類され様々な内臓系疾患により発生する。一時的なむくみであると放置せずに一度診療を受けるのが望ましい。

消化酵素剤

消化酵素剤(しょうかこうそざい)とは、食物に含まれているタンパク質、炭水化物、脂肪などの各種栄養素を消化する消化酵素が配合された薬の総称。主に食欲不振、消化不良などの消化器不全の症状において改善薬として処方される。

消炎酵素剤

消炎酵素剤(しょうえんこうそざい)とは、主に生物が生成する物質から抽出した酵素剤で、炎症を悪化させる成分を分解・除去する効果があり、腫れや痛みの緩和などの効果があるとされる薬の種類。

湿疹

湿疹(しっしん)とは、皮膚の炎症反応のひとつ。紅斑、丘疹、小水疱などが一定の広がりを持って生じるもの。湿疹となる原因は様々なで外部からの刺激、アレルギー、体内の毒素によるものなどが挙げられる。なお、湿疹を伴う疾患として「アトピー性皮膚炎」「脂漏性皮膚炎」「接触性皮膚炎」「貨幣状湿疹 」などがある。

満月様顔貌(ムーンフェイス)

満月様顔貌(まんげつようがんぼう)とは、ムーンフェイスともいわれる疾患の一つ。頬に皮下脂肪が沈着し、満月のように顔が丸く太って見える状態で、主にクッシング症候群や副腎皮質ホルモン系薬剤(ステロイド剤)の連用による副作用でおこる。

潰瘍

潰瘍(かいよう)とは、皮膚や粘膜が深い部分にまで欠損した状態を指す。物理的刺激の他、炎症やストレスなどで生じ、治療後も痕が残る事がある。欠損がまだ浅い状態は潰瘍ではなく「びらん」と呼ばれる。

炎症

炎症(えんしょう)とは、細菌や化学的、物理的作用により人体の組織が障害を受けた際におこる痛み、発熱、腫れなどを指す。人体における防御反応によるもの。

無尿

無尿(むにょう)とは、名前の通り一日に排泄される標準的な尿量(1500~2000cc)に対して極端に尿の排出が少ない状態を指し、通常一日50~100ccしか排出されない状態を指す。無尿は腎臓からの尿の分泌が停止していることを示し非常に危険な状態である。

無汗症

無汗(むかん)とは、その名前の通り汗をかかなくなる状態のことを指す。通常全身の皮膚にはエクリン汗腺が分布して汗を分泌するが、これが何らかの原因により汗がでなくなる。汗には体温調節という大切な役割があるため、無汗の状態が続く事により、熱中症などを引き起こすリスクが高まる。

無酸症

無酸症(むさんしょう)とは、胃ガン、貧血(悪性貧血)、慢性胃炎などが原因となり、胃液中に本来含まれるはずの塩酸がほとんど含まれない状態を指す。高齢者によく見られる症状の一つで胃酸分泌がないため、消化不良による胃もたれ、下痢などを引き起こす。なお、塩酸の量が減っている状態を減酸症(低酸症)という。

片麻痺

片麻痺(へんまひ)とは、からだの一方側の上肢、下肢が麻痺した状態を指す。両麻痺の場合と異なり、主に大脳の片側に障害がある場合、その反対側の上肢、下肢が片麻痺状態となる。(左脳に障害があれば右半身、右脳に障害があれば左半身といった具合)

物理療法

物理療法(ぶつりりょうほう)とは、温熱療法や凍結療法、電気療法、光線治療、運動療法など薬物を利用せずに物理的な手段を用いた治療法の一つ。

特定保健用食品(トクホ)

特定保健用食品(とくていほけんようしょくひん)とは、トクホとも一般に呼ばれる食品群を指す。厚生労働省がその効果および安全性を確認した上で「効能表示」を許可した食品を指す。

特定疾患

特定疾患とは、厚生労働省が定めている原因不明かつ治療法が確立されていない病気(難病)のうち、慢性的に経過し、経済的・介護面・精神面で重い負担がかかる疾患を「特定疾患」として定めている。現在、難治性疾患克服研究事業として121の疾患、そのうち45の疾患が特定疾患とされている。(2005年10月現在)

特発性

特発性(とくはつせい)とは、病気の原因がハッキリしない事。「本態性」とほぼ同義。特発性拡張型心筋症、特発性血小板減少性紫斑病、特発性大腿骨頭壊死症、特発性ステロイド性骨壊死症などが例として挙げられる。

狭窄

狭窄(きょうさく)とは、血管や器官、食道などの管部分の内膣が狭くなり、血液や飲食物などが通過しにくくなる状態。狭窄の代表的な疾患として、「狭心症」「心臓弁膜症」などが挙げられる。

生活習慣病

生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)とは、運動不足や栄養不足、食生活の乱れ、ストレスなど幅広い意味での生活スタイルの乱れにより発生する病気の総称。高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化などが上げられる。

甲状腺

甲状腺(こうじょうせん)とは、咽頭と気管にまたがって存在する器官。物質の代謝機能を高め、細胞組織の育成を促進し、精神機能を刺激するホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌する。

甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモン(こうじょうせんほるもん)とは、内分泌系の器官である「甲状腺」より分泌されるホルモンの一種で、主に全身の細胞に対して作用して細胞の代謝を上昇させる働きがある。アミノ酸誘導体ホルモンのこと。

疝痛

疝痛(せんつう)とは、腹部臓器の疼痛およびそれを伴う腹痛を示す症状名で、周期的におこる腹部の激しい痛みを指す。胃や腸などの腹部臓器の痙攣や胆石症、各種潰瘍による穿孔などによっても生じる。

疼痛

疼痛(とうつう)とは、痛みをあらわす医学用語の一つ。疼痛とは、物理的な刺激や疼痛物質(セロトニンやブラジキニン)による科学的な刺激を疼痛神経が感知し、大脳にある中心後回が痛みとして認識した結果と定義されている。分かりやすくいうと、最初に局所的かつ明確な鋭い痛みが生じ、その後徐々にじんじんとした痛みを感じると表現される。

症候群

症候群(しょうこうぐん)、シンドロームとも呼ばれる。いくつかの症状が集まってひとつの病的な状態を形成するものを指す。先天性のものから精神性のもの、化学物質、生活習慣によるもの等発病原因は多岐に渡る。例えば、風邪による呼吸器の様々な感染症は「風邪症候群」というようによばれる。

痙攣

痙攣(けいれん)とは、筋肉が自らの意思とは無関係に収縮する状態を指す。全身性の痙攣と、体の一部に発生する痙攣とがある。また、筋肉収縮が長時間続く痙攣と、収縮と弛緩を短時間に繰り返すタイプがある。

瘢痕

瘢痕(はんこん)とは、いわゆる傷跡のこと。潰瘍や創傷が治癒した痕に、正常な組織がコラーゲン線維などに変性し(線維化)機能を失ってしまう事を指す。なお、皮膚の瘢痕には、傷跡から赤く盛り上がる異常瘢痕(肥厚性瘢痕)、同様の瘢痕が正常な皮膚にも広がる瘢痕(ケロイド)などがある。

発がん性

発がん性(はつがんせい)とは、正常細胞を悪性腫瘍(がん)に変化させる性質を指す。例えば、発がん性物質とは、発がんをしめす化学物質を指す。なお、がん(癌)は、抑制遺伝子変異の蓄積、環境因子など複合的な要因により発生すると考えられる為、例えば肺ガンはAという原因により発症するというように原因と理由を単純に結びつけることはできない。

発疹

発疹(ほっしん)とは、皮膚に生じて目に見える様々な変化の総称を指す。通常、発疹の形や配列、分布、かゆみなどの様々な要素や発生する部位などからそれぞれの発疹には異なる名前がつけられる。

発赤

発赤(ほっせき)とは、皮膚の一部が赤くなった状態を指す、炎症の代表的な症状の一つ。通常発赤はその部分の毛細血管が拡張する事により発症する。

白衣高血圧

白衣高血圧(はくいこうけつあつ)とは、健康診断などで病院の診察の場で普段よりも高い血圧が測定される現象を指す。血圧は自律神経系の作用で変化する。このため、看護士などが目の前にいる状態で緊張する事により、血圧が上昇し高血圧と診断される場合がある。

眼圧

眼圧(がんあつ)とは、目における水晶体や角膜に対して栄養を供給している「房水」が眼の被膜に対して与えている圧力の事を刺す。

知覚神経

知覚神経(ちかくしんけい)とは、皮膚や内臓、血管などの体各部からの情報を中枢に伝えることを目的とする神経。知覚神経のうち、視覚・聴覚・嗅覚・味覚などの情報を伝える神経を感覚神経とも呼ぶ。

神経伝達物質

神経伝達物質(しんけいでんたつぶっしつ)とは、神経際追うから放出された電気信号を、シナプスという器官を介して他の神経・筋肉に伝達する物質の総称。

禁忌

禁忌(きんき)とは、特定疾患に対して用いてはいけない治療法や薬品の投与、検査法のことを指す。禁忌症となっている症状に対して特定の薬物を使用すると、重大な副作用や症状の悪化などが怒る場合がある。

禁断症状

禁断症状(きんだんしょうじょう)とは、依存性のある薬物などの慢性中毒者において、その薬物等の使用を中止したことに伴う様々な身体的・精神的な症状を指す。退行症状とも言う。

移植

移植(いしょく)とは、生きている臓器や器官などを体から切り離し、体の他の場所、または他人の体に移し変えることを指す。なお、人から人への移植については「生体間移植」と呼ばれる。

移植片対宿主病

移植片対宿主病(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)とは、骨髄移植や輸血などを通じて、受けての体内に生着した他者のリンパ球が、宿主の臓器や組織などを異物と見なして攻撃する病態の事を指す。

穿孔

穿孔(せんこう)とは、管状の臓器壁に穴が開いた状態を指す。消化管(胃・十二指腸・大腸・小腸)などに多く、穴から内容物が漏れ出す事になる為、重大な症状を引き起こす危険性がある。通常は炎症が進んで、臓器の筋肉や漿膜にまでおよび穴が開くという流れが一般的である。

筋弛緩剤

筋弛緩剤(きんしかんざい)とは、骨格筋の緊張をやわらげて、筋肉のこわばりなどを改善する効果があるお薬の一つ。筋弛緩剤は主に中枢神経に対して影響を与える中枢性筋弛緩剤と、神経と筋肉の接合部に作用する末梢性筋弛緩剤に分類できる。

紅斑

紅斑(こうはん)とは、皮膚が赤く変色している状態かつ、皮膚面より隆起していない状態を指す。湿疹を始めとした様々な皮膚病に見られる症状で、真皮の浅い部分の血管が拡張している事を示している。

素因

素因(そいん)とは、先天的・遺伝的体質を指す。ある種類の病気に遺伝的に罹りやすいということを、その病気に対する素因があるというように用いる。素因性と関連している病気としては「アトピー性皮膚炎」「高血圧」「口唇裂」「バセドウ病」「夜尿症」などが挙げられる。

紫斑

紫斑(しはん)とは、皮下および粘膜に生じする点状の内出血のことを指す。打撲などの外部からの圧力によりできるものから、血管壁や血管の異常によりできるものもある。紫斑の代表的な疾患としては、「アナフィラクトイド紫斑病」が挙げられる。

細胞

細胞(さいぼう)とは、ウイルスを除く全ての生命体における組織の最小構成単位を示す。核となるDNA(デオキシリボ核酸)とそれを囲む細胞質から成り立っており、分裂を繰り返す事により増殖する。

細胞診断

細胞診断(さいぼうしんだん)とは、体内から取り出した細胞を染色し、顕微鏡などで観察する事により悪性の腫瘍細胞を発見するという検査法。細胞診ともいう。苦痛なく検診を行うことができるため、癌を始めとした病気の早期発見に役立つとされている。

経口避妊薬

経口避妊薬(けいこうひにんやく)とは、避妊目的に用いられる女性ホルモン剤。一般的に「ピル」という名称で呼ばれることもある。経口避妊薬(ピル)を正しく服用すれば妊娠の確率は0.3%程度になるといわれている。この他、経口避妊薬(ピル)は妊娠以外にも生理周期の変更や月経困難症の緩和や子宮内膜症の治療などにも用いられることがある。

結合組織

結合組織(けつごうそしき)とは、細胞と細胞、組織と組織といったものの間をい埋める組織の事を刺す。細胞同士の「つなぎ」としての役割や臓器間における「クッション」といった役割を果たす。

結石

結石(けっせき)とは、尿路や胆道などに発生する石のような塊のこと。尿路結石は尿中のカルシウムが凝固したもので、胆石は胆汁中のコレステロールが凝固したものである。

続発性

続発性(ぞくはつせい)とは、ある病気に罹ってしまったときに、その病気に関連して発生する病気や症状を指す。「二次性」と同じ意味。対義語は「原発性」

維持療法

維持療法(いじりょうほう)とは、病気などが治療を通じて治った後であっても、再発予防といった観点から低用量の薬を服用し続ける治療法を指す。例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などは潰瘍による症状の消失と潰瘍の治癒は同時には起こらないため、症状が消えた後も維持療法として潰瘍が消滅するまで治療を行う。

緊急安全性情報

緊急安全性情報(きんきゅうあんぜんじょうほう)とは、製薬会社等の製品に関して特に緊急的な連絡を必要とする副作用情報などが記載された印刷物の事を指す。なお、本情報は厚生労働省の指示により製薬会社が15日以内に配布する事になっている。

習慣性医薬品

習慣性医薬品(しゅうかんせいいやくひん)とは、連用(使い続けること)により習慣性のおそれがあるとして厚生労働大臣が指定する医薬品の総称。催眠鎮静剤、抗てんかん剤、モルヒネなどが習慣性医薬品として指定されている。主に催眠剤としての効能を示すものが該当する。

耐性菌

耐性菌(たいせいきん)とは、抗生物質により従来は駆除できていた細菌が、抗生物質の乱用などの原因により、そうした物質を無毒化する因子を身に着けた細菌のことを指す。例えば、従来のブドウ球菌には代表的な抗生物質ペニシリンが効果的であったが、このペニシリンにより殺菌できないブドウ球菌も現れている。

肥満細胞(マスト細胞)

肥満細胞(マスト細胞)とは、人体の中において血液やリンパといった結合組織に存在する大型の細胞。アレルギー反応尾を引き起こす抗体(花粉などの抗原)を付着させて、炎症の原因となる化学伝達物質(ヒスタミンやへパリンなど)を放出する。マスト細胞とも呼ばれ、ランゲルハンス細胞と共に、炎症および免疫などの生体防御に重要な役割を持つ細胞である。

胃液

胃液(いえき)とは、胃の粘膜表面の微小な穴から分泌される酸性の液体。非常に強い酸性を持っており、主要成分は塩酸とペプシンという消化酵素。

胆汁

胆汁(たんじゅう)とは、肝細胞で作られ、胆道により十二指腸へと流れる体液。黄褐色でアルカリ性。大きく「胆管胆汁」「胆のう胆汁」「肝胆汁」の三種類に分類することができる。脂肪分などに対して作用し、吸収させやすくする働きを持つ。

胚性幹細胞

胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう)とは、ES細胞とも呼ばれる細胞で、理論上すべての組織に分化することができる多能性を持ちながら、ほぼ無限に増殖させることができるため再生医療の分野において活用が期待されている細胞である。

脂溶性ビタミン

脂溶性ビタミン(しようせいびたみん)とは、名前の通り脂分にとけるビタミン。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが脂溶性ビタミンに該当する。脂溶性ビタミンは組織に蓄積される事から、過剰に摂取すると過剰症を引き起こす事がある。逆に、欠乏する場合はビタミン欠乏症を引き起こす。

脱水症状

脱水症状(だっすいしょうじょう)とは、体重の約6割を占めている体内水分が正常なすいジュにかとなり、水分・電解質のバランスが崩れた状態を指す。低張性脱水、等張性脱水、高張性脱水の3種類の脱水のパターンがある。治療法としては、脱水症状が軽症であれば電解質を含んだ水分を経口で摂取、重度であれば輸液(水分や電解質などを点滴静注により投与する治療法)を行う。

脳下垂体

脳下垂体(のうかすいたい)とは、間脳の視床下部の先にある部位で、内分泌系の中枢的な役割を持つ組織である。脳の直下に存在し、脳の一部がぶら下がっているように見えることから、脳下垂体という名前で呼ばれている。各内分泌器官は脳下垂体からの命令によりそれぞれの組織に対して作用するホルモンを分泌する。

脳死

脳死(のうし)とは、重度の脳損傷や脳の出血などを受けて起こる死亡の形態の一つ。一般的な心臓停止とは異なり、心臓は拍動するが、脳が停止していることから、自発的呼吸はできない。脳幹を含む全脳の働きがなくなる不可逆的なもの。臓器移植との関連から、議論されている。

腫瘍

腫瘍(しゅよう)とは、細胞が異常増殖し固まりを形成したもの。腫瘍の中でも血液等を介して転移して細胞に悪影響をもたらすものを「悪性腫瘍」、致命的な性質を持たないものを「良性腫瘍」という。

腹部膨満

腹部膨満(ふくぶぼうまん)とは、いわゆるお腹が張るといった状態を指す。内部臓器に腫瘤ができたり、腹腔内に脂肪が付着するなどの原因で発生するが、心理的な要因で発生する場合もある。いわゆる満腹とは異なる。

腹鳴

腹鳴(ふくめい)といは、腸内にある期待や液体が異動する際に発生する音の事。いわゆる「おなかが鳴る」という状態を指す。腹鳴の原因としては、単純な空腹、下痢の他、諸事情により腸が閉塞している場合などにも起こることがある。

膠原病

膠原病(こうげんびょう)とは、全身性結合組織病と呼ばれる全身性の炎症疾患群を指す。多くの場合は自己免疫がその原因とされているが、詳細については現在研究中である。代表的な膠原病として、全身性エリテマトーデス、全身性硬化症、皮膚筋炎、多発性禁煙、関節リウマチ、リウマチ熱などが上げられる。

膿疱

膿疱(のうほう)とは、発疹の一種で、膿が貯まって皮膚や口粘膜が盛り上がった状態を指す。通常膿疱は細菌感染により発症するものであるが、細菌以外の原因で発生する場合もある。この場合、「無菌性膿疱」と呼ぶ。無菌性膿疱の疾患としては、「掌蹠膿疱症」「膿疱性乾癬 」が代表的である。

膿瘍

膿瘍(のうよう)とは、細菌感染などにより臓器や組織の一部が壊死してしまい、膿がたまった状態。医学的には、化膿性炎症が生体組織に限局した場合で崩壊した好中球に由来した分解酵素により中心部から融解し、膿が充満した空洞を形成した状態を指す。

自己免疫疾患

自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)とは、本来異物(非自己)に対しての防御反応として現れるはずの免疫が、自己(細胞や組織)に対して示されて、それを排除しようと抗体を作り出し攻撃してしまう事を指す。代表的な自己免疫疾患として、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、バセドウ病、シェーグレン症候群などが挙げられる。

自己抗体

自己抗体(じここうたい)とは、自分自身の組織や細胞を抗原としてしまう抗体のことを指す。全身の組織に対して反応する抗体と特定の臓器や器官に対して特異的に反応する二種類に分類することができる。

自律神経

自律神経(じりつしんけい)とは、交感神経および副交感神経から成り立っており、代謝や循環、分泌、消化吸収、生殖といった生命活動を維持する上で必要不可欠な機能を司る神経系統を指す。知覚・運動神経などとは異なり、自分自身の意思とは関係なく独立的に働く。自分の意思ではコントロールはできない。

菌交代現象

菌交代現象(きんこうたいげんしょう)とは、大腸や膣などにおいて均衡を保っているはずの常在微生物叢が、抗生物質や化学療法などにより変化して本来であれば病原性を持たない細菌が増殖し、病原性を持つようになることを指す。

萎縮

萎縮(いしゅく)とは、正常な臓器や組織の体積が減少し、その機能が低下している状態を指す。通常は徐々にその症状が進むが、疾病等によっては急激に萎縮がおこる場合もある。

蕁麻疹

蕁麻疹(じんましん)とは、痒さを伴う局所的な浮腫。短時間で消失するのが特徴で、原因の多くは食事や薬剤、ダニなどによるアレルギー反応だが、心因性の蕁麻疹もある。

薬の体内動態

薬の体内動態(たいないどうたい)とは、体内に取り込まれたお薬が目的の臓器に到達して薬効を発揮して、体外へと排出されるまでの吸収・分布・代謝・排泄の4過程を指す。

薬事法

薬事法(やくじほう)とは、医薬品や医薬部外品、化粧品、医療用具に関する事項を規制して、適正な医薬品等の利用を図ることを目的に制定された法律。

虚血

虚血(きょけつ)とは、組織に対して栄養などを送る血液の供給、血流が途絶える事に起因する、局所的な貧血状態を指す。全身性の貧血と区別する為に、虚血性貧血というように用いられる。

血便

血便(けつべん)とは、便に血液が混じった状態を指す。食道や胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸などの消化管からの出血の他、痔による出血が考えられる。血便をきたす代表的疾患としては、大腸癌、潰瘍性大腸炎、クローン病、赤痢、痔疾などが挙げられる。

血小板

血小板(けっしょうばん)とは、血中に含まれている円形(または楕円形)の細胞成分の一つ。血管壁が破れるなどすると、血小板は顆粒内容を放出して凝縮し出血している部位をふさぐ役割がある。ただし、血栓などを作るのも同様の仕組みからである。

血尿

血尿(けつにょう)とは、尿に血液が混じった状態を指す。目でみて明らかに血液が混じっている場合を「肉眼的血尿」、肉眼では視認できない場合を「顕微鏡的血尿」と呼ぶ。血尿の原因としては、泌尿器や臓器の異常、全身的な疾患、ストレスなど様々である。

血栓

血栓(けっせん)とは、血管の中で血液が固まったもの。血栓が血管内に形成されてしまう事により、その左記の血液の流れが妨げられる事により、心臓部なら心筋梗塞、脳血管であれば脳梗塞などの重大な疾病をまねく恐れがある。

褥瘡

褥瘡(じょくそう)とは、一般に言われる床ずれのこと。体の一部に対して持続的一方項に力がかかることにより、毛細血管が圧迫され皮膚への血流が乏しくなる。そのため、皮膚への栄養・酸素の供給が滞り、その部分の皮膚が壊死(虚血性壊死)してしまうことを褥瘡(じょくそう)と呼ぶ。

見当識障害

見当識障害(けんとうしきしょうがい)とは人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識できない状態を指す。脳血管障害(脳梗塞など)、アルツハイマー病、統合失調症の患者などに見られる精神的機能障害の一つ。認知症の主要な障害。

視床下部

視床下部(ししょうかぶ)とは、間脳の一部分で、自律神経とホルモンの働きを司る部位。体温調節、睡眠、食事、性機能などの中枢機関としての役割も担っている。

解毒

解毒(げどく)とは、体内で産生された有害物質や体外から侵入した有害物質を酸化・還元などの作用により非活性化すること、またこれらを抱合して排泄しやすくする事を指す。人体などに重大な影響を与える毒に対して、別の薬物を投与して、影響を抑えることも解毒という。

解熱鎮痛剤

解熱鎮痛剤(げねつちんつうざい)とは、脳における体温調整中枢に作用して発熱を抑えたり、皮膚の血管を拡張させて放熱を促進すると共に、痛覚神経に作用して興奮を抑え、痛みを緩和する効果があるお薬、有名な解熱鎮痛剤の成分としては「アスピリン」「イブプロフェン」などがある。

赤血球

赤血球(せっけっきゅう)とは血球の大部分を占めている円盤状の細胞成分の一つ。赤血球に含まれているヘモグロビンは全身組織への酸素運搬や二酸化炭素の排出などの役割を担っている。

透析

透析(とうせき)とは、液や低分子は透過させ、高分子は透過させない特殊な膜を利用して物質を分類すること。腎臓は排泄の為にこの透析を行っている。なお、腎不全の患者は腎臓機能による透析を行うことができないため、人工透析という医療手段によりこれを代替する。

造影剤

造影剤(ぞうえいざい)とは、X線検査などにおける画像診断を行う際に、特定の臓器を強調することを目的に患者に投与される医薬品の総称。例えばX線検査では、X線を遮断する物質が用いられる。不溶性の硫酸バリウムや水溶性のヨード系が一般的に知られている。

運動失調

運動失調(うんどうしっちょう)とは、筋力低下・麻痺などの症状がみられないにも関わらず、自分の意思どおりに運動が行えない状態を指す。例えば、物がつかめなくなるなどが代表的な運動失調である。

運動療法

運動療法(うんどうりょうほう)とは、健康の維持増進や生活習慣病などの治療を目的として行われる治療法の一種。高血圧や動脈硬化、虚血性心疾患、高脂血症、糖尿病などの治療として重篤でない場合は食事療法と並んで第一に選択される。

過酸化脂質

過酸化脂質(かさんかししつ)とは、脂肪の中にある「不飽和脂肪酸」とよばれるものが、空気中の酸素を吸収し、過酸化物を生成した状態のこと。過酸化脂質は老化の促進や動脈硬化を進行させるリスクファクターの一つといわれている。

遺伝子治療

遺伝子治療(いでんしちりょう)とは、遺伝子異常により引き起こされた病気に対して、体外から正常遺伝子を注入・導入することにより、それらの病状を改善・治癒しようとする医療行為。最先端医学の領域である。

遺伝子診断

遺伝子診断(いでんししんだん)とは、遺伝子の異常を見つけることにより病気を診断する方法の事。分泌液や培養細胞などから遺伝子を抽出し、試薬を用いて病原体遺伝子の有無などを調査する。

遺尿

遺尿(いにょう)とは、膀胱に貯まっている尿を無意識の内に排泄してしまう事を言う。幼児で3歳を過ぎても排泄の自立ができない状態を指すものの、通常は成長と共にこの現象は見られなくなる。夜尿症とも呼ばれる。

酸性抗炎症剤

酸性抗炎症剤(さんせいこうえんしょうざい)とは、非ステロイド性の抗炎症剤の一つ。酸性非ステロイド性抗炎症剤というように表記される場合もある。アスピリン、メフェナム酸、インドメタシン、ジクロフェナクナトリウム、エトドラク、イブプロフェン、ピロキシカムなどが酸性抗炎症剤の代表的な薬剤である。

間欠性

間欠性(かんけつせい)とは、症状が時々発生し、常にその病状があるわけではないという状態を指す。主には動脈硬化に見られる「間欠性跛行」や精神病患者に診られる「間欠性爆発性障害」などが挙げられる。

防御機制

防御機制(ぼうぎょきせい)とは、心の負担となる出来事などに対しての葛藤に対する心の不安定を抑えるための心理的機構のこと。防御機構などとも呼ばれる。一般的には、合理化、投影、逃避、昇華、補償などのように分類することができる。

降圧利尿剤

降圧利尿剤(こうあつりにょうざい)とは、腎臓に作用して尿量を増加させ、血圧を上昇させる体内のナトリウムを水分と共に尿として排出させる効果のある薬のことを指す。

限局性

限局性(げんきょくせい)とは、病気による影響が局所に限定されている状態を指す。例えば、「限局性外耳道炎」「限局性腹膜炎」などのように用いられる。全身に症状があらわれる「びまん性」に対比する言葉。

院内感染

院内感染(いんないかんせん)とは、入院中の患者が他の患者・医師・看護師・器具などを通じて感染症に罹る事を指す。

集中治療室

集中治療室(しゅうちゅうちりょうしつ)とは、ICU(Intensive Care Unit)とも呼ばれる病院施設の一つ。重篤な症状の患者を24時間体制で管理して治療を行うことを目的としている。一般には急性症状のある患者がICUで治療されることが多い。

難聴

難聴(なんちょう)とは、耳鳴りおよび耳が詰まった感じがする症状。難聴の原因として最も多いのは老化による現象。ただし、先天的な難聴や、ストレスなどに起因して成人前でも起こることがある。この他、騒音の激しい地域に住む地域住民にもおこる。突発性難聴と呼ばれる病気の場合、原因は不明である事が多い。

電子カルテ

電子カルテ(でんしかるて)とは、医師が診察の経過等を記入していた紙のカルテを電子的なシステムに置き換えて、データベース化・管理するしくみのこと。物理的な管理が不要になることやテキストとして保存することでの検索性、ネットワーク化による任意の場所でのカルテ呼び出し・参照などの利点がある。
一方でセキュリティ面などでの問題や、紙媒体のような一覧性が低いなどの問題も指摘されており、完全な普及には至っていない。

電解質

電解質(でんかいしつ)とは、体液中で解離して陰イオンと陽イオンになる物質のことを指す。これに対して溶媒中に溶解しても電離しない物質を非電解質と呼ぶ。

非ステロイド性抗炎症剤

非ステロイド性抗炎症剤(ひすてろいどせいこうえんしょうざい)とは、強力な抗炎症作用を持つステロイド剤の長所を活かしながら、ステロイド剤の強い副作用を最小限に抑えるように開発された薬。鎮痛・解熱効果を併せ持っている。NSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)と表記される事もある。

音楽療法

音楽療法(おんがくりょうほう)とは、音楽を聴いたり演奏することによる生理的・心理的な効果を応用した健康法・代替医療・補完医療。歌唱・演奏を本人が行うものと、音楽を聴くといったじゅどうてきなもののふたつに分類される。

頻尿

頻尿(ひんみょう)とは、その名前の通り排尿の回数が通常よりも多い状態を指し、目安としては、一日に10回を超えるものを指します。膀胱炎などの病気によって膀胱が刺激されて発生するものから、膀胱の働きを調整する神経の障害によるものまで原因は様々なものがあります。

頻脈

頻脈(ひんみゃく)とは、名前の通り通常よりも多くの脈拍数となること。通常は安静時1分間に50~80回であるが、それが100回を超えるような状態になると頻脈と呼ばれる。心疾患、腎臓疾患、バセドウ病、高熱、薬剤、心理的な緊張などで発生する。

風邪

風邪(かぜ)とは、主にウイルスの感染による鼻腔や咽頭などの炎症性の病気。咳、咽頭痛、鼻汁、鼻閉などのカタル症状、発熱、倦怠感、頭痛といった全身症状が出現する状態を指す。上気道感染とも呼ばれる。

食事療法

食事療法(しょくじりょうほう)とは、主に食事の成分や量などを調整する事により病気や疾病の治療を図る貯めの治療法の一つ。糖尿病や腎臓病、高血圧など生活習慣病の治療など運動療法と並んで多く行われる。

骨吸収

骨吸収(こつきゅうしゅう)とは、破骨細胞により古くなった骨が分解され破壊されていく減少を指す。吸収という名称が付いているが、骨からカルシウムが放出されてしまう事である。健康な状態では骨吸収により古くなった骨が壊れる一方で新しく骨が作られる機構(骨形成)がある為、骨は絶えず吸収・形成を繰り返し新陳代謝を行っている。骨粗鬆症はこの骨吸収のバランスが崩れた疾患である。

骨密度

骨密度(こつみつど)とは、骨を構成しているカルシウムを始めとしたミネラル類だどれくらい詰まっているかを表すもので、骨の強さを示す指標である。一般的には20代をピークとしてその後徐々に減少していく傾向がある。骨粗鬆症予防の観点からも定期的な骨密度の計測を行いたい。

骨折

骨折(こっせつ)とは、圧力により骨が変形したり破壊されたりする外傷の一つで、骨構造の連続性が絶たれた状態を指す。構造上外力が集中しやすく折れやすい骨があり、一般的には「鎖骨」「肋骨」「指骨」「鼻骨」「脛骨」「腓骨」などが折れやすい。

骨格筋

骨格筋(こっかくきん)とは、骨格に沿って分布している筋肉のことを指す。骨とともに姿勢を安定させると共に、体の運動を支える。骨格筋は横紋筋とも呼ばれ、ヒトの自由意志により収縮と緊張を起させる事ができる随意筋(ずいいきん)である。

黄疸

黄疸(おうだん)とは、血中にビルリビンと呼ばれるヘモグロビンなどが分解してできる老廃物が増加する事により、全身の皮膚などが黄色くなる状態。主に肝臓・胆道などの病気における特徴的な症状。