い行:医学用語辞典

い行に属する医学用語を紹介しています。

イレウス

イレウス(いれうす)とは、腸閉塞のこと。腸内部に通過障害がおこり、内容物の移動ができなくなること。ガスや便がでなくなるなどの症状をもたらし、腹痛や吐き気なども併発する。

インスリン

インスリン(いんすりん)とは、膵臓のランゲルハンス島という内分泌細胞から血中に分泌されるタンパク質ホルモンの事。インスリンが不足した場合やインスリンの作用が何らかの理由により妨げられると、血糖値が異常に上昇する(糖尿病)。なお、インシュリンと呼ばれる場合もある。

インターフェロン

インターフェロン(いんたーふぇろん)とは、ウイルスなどが体内に侵入した際に産生される糖タンパクのこと。α型インターフェロン、β型インターフェロン、γ型インターフェロンの3種類がある。主に体の防衛機能を高め、ウイルスの増殖を阻害する働きがある。

インフォームドコンセント

インフォームドコンセント(いんふぉーむどこんせんと)とは、「医療提供画による説明」および「患者の同意」を指す。医療に対する考え方の一つで、医師は医療行為や病気内容を正しく説明し、患者の同意の下で、治療を進めていかなくてはならないというもの。

依存症

依存症(いぞんしょう)とは、薬物などの連続的使用により、その薬などがなければ耐え切れず、通常量以上を必要とする精神身体的な状態を指す。

医療用医薬品

医療用医薬品(いりょうよういやくひん)とは、名前の通り、医師による処方箋や指示により使用することを目的とした薬の事。対義語は大衆薬(一般用医薬品)となる。

因子

因子(いんし)とは、あることの原因となったり、他に影響を与えるなどするもの。○○因子といったような使い方をする。例えば、遺伝因子や危険因子など。

移植

移植(いしょく)とは、生きている臓器や器官などを体から切り離し、体の他の場所、または他人の体に移し変えることを指す。なお、人から人への移植については「生体間移植」と呼ばれる。

移植片対宿主病

移植片対宿主病(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)とは、骨髄移植や輸血などを通じて、受けての体内に生着した他者のリンパ球が、宿主の臓器や組織などを異物と見なして攻撃する病態の事を指す。

維持療法

維持療法(いじりょうほう)とは、病気などが治療を通じて治った後であっても、再発予防といった観点から低用量の薬を服用し続ける治療法を指す。例えば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などは潰瘍による症状の消失と潰瘍の治癒は同時には起こらないため、症状が消えた後も維持療法として潰瘍が消滅するまで治療を行う。

胃液

胃液(いえき)とは、胃の粘膜表面の微小な穴から分泌される酸性の液体。非常に強い酸性を持っており、主要成分は塩酸とペプシンという消化酵素。

萎縮

萎縮(いしゅく)とは、正常な臓器や組織の体積が減少し、その機能が低下している状態を指す。通常は徐々にその症状が進むが、疾病等によっては急激に萎縮がおこる場合もある。

遺伝子治療

遺伝子治療(いでんしちりょう)とは、遺伝子異常により引き起こされた病気に対して、体外から正常遺伝子を注入・導入することにより、それらの病状を改善・治癒しようとする医療行為。最先端医学の領域である。

遺伝子診断

遺伝子診断(いでんししんだん)とは、遺伝子の異常を見つけることにより病気を診断する方法の事。分泌液や培養細胞などから遺伝子を抽出し、試薬を用いて病原体遺伝子の有無などを調査する。

遺尿

遺尿(いにょう)とは、膀胱に貯まっている尿を無意識の内に排泄してしまう事を言う。幼児で3歳を過ぎても排泄の自立ができない状態を指すものの、通常は成長と共にこの現象は見られなくなる。夜尿症とも呼ばれる。

院内感染

院内感染(いんないかんせん)とは、入院中の患者が他の患者・医師・看護師・器具などを通じて感染症に罹る事を指す。