け行:医学用語辞典

け行に属する医学用語を紹介しています。

ケトアシドーシス

ケトアシドーシス(けとあしどーしす)とは、インスリン依存型糖尿病の発作時にみられるインスリン作用の欠乏による代謝異常。そのため、糖尿病性ケトアシドーシスとも呼ばれる。

下血

下血(げけつ)とは、消化管におこった出血が肛門から排出される状態を指す。なお、下血はその出血がおこった部位により、下血の色が異なる。

健胃剤

健胃剤(けんいざい)とは、胃の運動低下や唾液・胃液などの分泌量低下による食欲不振や消化不良などを改善する効果のあるお薬。含有成分である苦味や香りなどが味覚を刺激して消化管の運動や胃液分泌などを促進する。代表的な薬剤としては主に漢方薬が健胃剤として利用される。

傾眠

傾眠(けいみん)とは、放置しておくと眠り込んでしまうが、叩いたり声を掛けたりすることで目を覚ます状態の事を指す。過眠症・傾眠症などともいう。原因としては、「反復性混迷(エンドゼピン混迷)」「肝臓病などの代謝性疾患」「ナルコレプシー」「周期性傾眠症」が考えられる。

原因療法

原因療法(げんいんりょうほう)とは、病気や疾病の原因を直接取り除いたり、人体の機能不全を埋めることを目的とする治療法のこと。例えば、肺ガンによる痛みがある患者に対し、ガンの部位を手術や薬剤により制御しようとする治療が原因療法である。病気に伴う症状や苦痛などを軽減する「対症療法」に対比する言葉。

原発性

原発性(げんぱつせい)とは、最初、第一のという意味で「二次性○○」「続発性○○」などと対比して用いられる用語。他の病気の結果として起こる病気ではなく、その病気自体が原因となるもの。

憩室

憩室(けいしつ)とは、食道・胃・腸といった部位(消化管)に発生するポケット状のふくらみの事を指す。例えば、腸の憩室ではよく知られている憩室として「メッケル憩室」「大腸憩室」などがある。

痙攣

痙攣(けいれん)とは、筋肉が自らの意思とは無関係に収縮する状態を指す。全身性の痙攣と、体の一部に発生する痙攣とがある。また、筋肉収縮が長時間続く痙攣と、収縮と弛緩を短時間に繰り返すタイプがある。

経口避妊薬

経口避妊薬(けいこうひにんやく)とは、避妊目的に用いられる女性ホルモン剤。一般的に「ピル」という名称で呼ばれることもある。経口避妊薬(ピル)を正しく服用すれば妊娠の確率は0.3%程度になるといわれている。この他、経口避妊薬(ピル)は妊娠以外にも生理周期の変更や月経困難症の緩和や子宮内膜症の治療などにも用いられることがある。

結合組織

結合組織(けつごうそしき)とは、細胞と細胞、組織と組織といったものの間をい埋める組織の事を刺す。細胞同士の「つなぎ」としての役割や臓器間における「クッション」といった役割を果たす。

結石

結石(けっせき)とは、尿路や胆道などに発生する石のような塊のこと。尿路結石は尿中のカルシウムが凝固したもので、胆石は胆汁中のコレステロールが凝固したものである。

血便

血便(けつべん)とは、便に血液が混じった状態を指す。食道や胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸などの消化管からの出血の他、痔による出血が考えられる。血便をきたす代表的疾患としては、大腸癌、潰瘍性大腸炎、クローン病、赤痢、痔疾などが挙げられる。

血小板

血小板(けっしょうばん)とは、血中に含まれている円形(または楕円形)の細胞成分の一つ。血管壁が破れるなどすると、血小板は顆粒内容を放出して凝縮し出血している部位をふさぐ役割がある。ただし、血栓などを作るのも同様の仕組みからである。

血尿

血尿(けつにょう)とは、尿に血液が混じった状態を指す。目でみて明らかに血液が混じっている場合を「肉眼的血尿」、肉眼では視認できない場合を「顕微鏡的血尿」と呼ぶ。血尿の原因としては、泌尿器や臓器の異常、全身的な疾患、ストレスなど様々である。

血栓

血栓(けっせん)とは、血管の中で血液が固まったもの。血栓が血管内に形成されてしまう事により、その左記の血液の流れが妨げられる事により、心臓部なら心筋梗塞、脳血管であれば脳梗塞などの重大な疾病をまねく恐れがある。

見当識障害

見当識障害(けんとうしきしょうがい)とは人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識できない状態を指す。脳血管障害(脳梗塞など)、アルツハイマー病、統合失調症の患者などに見られる精神的機能障害の一つ。認知症の主要な障害。

解毒

解毒(げどく)とは、体内で産生された有害物質や体外から侵入した有害物質を酸化・還元などの作用により非活性化すること、またこれらを抱合して排泄しやすくする事を指す。人体などに重大な影響を与える毒に対して、別の薬物を投与して、影響を抑えることも解毒という。

解熱鎮痛剤

解熱鎮痛剤(げねつちんつうざい)とは、脳における体温調整中枢に作用して発熱を抑えたり、皮膚の血管を拡張させて放熱を促進すると共に、痛覚神経に作用して興奮を抑え、痛みを緩和する効果があるお薬、有名な解熱鎮痛剤の成分としては「アスピリン」「イブプロフェン」などがある。

限局性

限局性(げんきょくせい)とは、病気による影響が局所に限定されている状態を指す。例えば、「限局性外耳道炎」「限局性腹膜炎」などのように用いられる。全身に症状があらわれる「びまん性」に対比する言葉。