た行:医学用語辞典

た行に属する医学用語を紹介しています。

WHO(世界保健機関)

WHO(世界保健機関:World Health Organization)とは、健康であることを人間の基本的人権の一つとして捉え、その達成を目的とする国際連合(国連)の専門機関のひとつ。本部はスイスのジュネーブ。病気撲滅の為の研究や医薬品や衣料の普及活動などに取り組む。

タイムリリース

タイムリリースとは、薬やサプリメントなどにおいて有効成分が体内で徐々に吸収されるように加工することを指す。一度に多くの量を摂取しても吸収しきれず体外に排出されてしまうような成分を、加工することで一度の摂取により長い時間をかけて体内で吸収できるようにすることを指す。

タール便

タール便(たーるべん)とは、まるでコールタールのように黒ずんで粘り気のある便を指す。タール便が排出される場合、消化管上部(食道、胃、十二指腸)からの出血が疑われる。ただし、サプリメント(鉄分)などを過剰摂取した場合にも見られる。

代替医療

代替医療(だいたいいりょう)とは、公式の医療や医学制度に含まれていない医療行為の事を指す。アメリカを中心に広まった概念であり、東洋医学(漢方)や鍼灸(鍼治療)なども代替医療に含まれる。なお、日本国内においては保険医療の対象となっているものも含まれている。

多尿

多尿(たにょう)とは、一日に排泄される尿の量が正常値(1500ml~2000ml)より多い状態。通常2500ml/日以上の尿量の場合を指す。泌尿器系の異常(主に腎臓)を始めとして全身疾患の可能性もある。

多発性

多発性(たはつせい)とは、同時期に2箇所以上の部位に対して病気・病変が現れる疾患を指す際に用いる言葉。対義語は単発性。多発性神経炎、多発性硬化症、多発性筋炎、多発性骨髄腫などが代表的な疾患。

対症療法

対症療法(たいしょうりょうほう)とは、原因療法に対比する言葉。よく対処療法と記述されたものもあるが、正確には「対症療法」である。病気そのものの原因を取り除くのではなく、病気がもたらす症状や苦痛を軽減させる事を目的とする治療法の一つ。例えば、風邪をひいた際の解熱鎮痛剤の投与などが対症療法にあたる。

特定保健用食品(トクホ)

特定保健用食品(とくていほけんようしょくひん)とは、トクホとも一般に呼ばれる食品群を指す。厚生労働省がその効果および安全性を確認した上で「効能表示」を許可した食品を指す。

耐性菌

耐性菌(たいせいきん)とは、抗生物質により従来は駆除できていた細菌が、抗生物質の乱用などの原因により、そうした物質を無毒化する因子を身に着けた細菌のことを指す。例えば、従来のブドウ球菌には代表的な抗生物質ペニシリンが効果的であったが、このペニシリンにより殺菌できないブドウ球菌も現れている。

胆汁

胆汁(たんじゅう)とは、肝細胞で作られ、胆道により十二指腸へと流れる体液。黄褐色でアルカリ性。大きく「胆管胆汁」「胆のう胆汁」「肝胆汁」の三種類に分類することができる。脂肪分などに対して作用し、吸収させやすくする働きを持つ。

脱水症状

脱水症状(だっすいしょうじょう)とは、体重の約6割を占めている体内水分が正常なすいジュにかとなり、水分・電解質のバランスが崩れた状態を指す。低張性脱水、等張性脱水、高張性脱水の3種類の脱水のパターンがある。治療法としては、脱水症状が軽症であれば電解質を含んだ水分を経口で摂取、重度であれば輸液(水分や電解質などを点滴静注により投与する治療法)を行う。