ひ行:医学用語辞典

ひ行に属する医学用語を紹介しています。

びまん性

びまん性(びまんせい)とは、病変がはっきりと限定することができずに広範囲に広がっている状態を指す。びまん性外耳道炎、びまん性汎細気管支炎、びまん性汎細気管支炎などの疾病が代表的。「限局性」に対比する用語である。

びらん

びらんとは、皮膚の上皮が破壊され、下の組織が露出した状態を指す。皮膚のびらんは水疱、膿疱がやぶれた状態を指し、胃のびらんは粘膜組織が欠損している状態を指す。通常、びらんは、潰瘍よりも軽度の被覆上皮欠損と定義される。

ヒスタミン

ヒスタミン(ひすたみん)とは、活性アミンの一種。好塩基球やECL細胞がヒスタミンの産生細胞として知られているが、通常時は細胞内の顆粒に保存されており、外部からの刺激により細胞外へと放出される。作用として、血圧降下、平滑筋収縮、血管拡張などの薬理のほか、アレルギー反応や炎症の原因ともなる。

ヒートショック

ヒートショック(Heat Shock)とは、急激な温度変化によって生じる身体への影響のこと。暖かいところから急に寒いところに移動した場合など、温度変化によって血圧が急変して脳卒中、心筋梗塞などが起こる恐れがある。近年では、こうしたヒートショック対策として特に風呂場における温度差を軽減する装置や工法が取られることが増えている。

ビグアナイド剤

ビグアナイド剤(びぐあないどざい)とは、糖尿病治療薬のひとつ。筋肉および脂肪組織において糖の消費を促進すると共に腸からの糖吸収を抑制し、血糖値を下げる作用を持つ。

ビリルビン

ビリルビン(びりるびん)とは、古くなった赤血球におけるヘモグロビンが肝臓において破壊されてできる胆汁色素のこと。肝機能が低下してしまうと、肝臓においてビリルビンの処理が上手く行うことができなくなるため、血中に貯まってしまう。なお、ビリルビンの値が多くなる事で、黄疸が発生する。

日和見感染

日和見感染(ひよりみかんせん)とは、体力の低下、薬物使用などの影響で体内の防御機能が衰えている事に起因して、健康状態であれば無害な常在菌(弱毒微生物・非病原微生物・平素無害菌)に感染して発症する感染症を指す。

肥満細胞(マスト細胞)

肥満細胞(マスト細胞)とは、人体の中において血液やリンパといった結合組織に存在する大型の細胞。アレルギー反応尾を引き起こす抗体(花粉などの抗原)を付着させて、炎症の原因となる化学伝達物質(ヒスタミンやへパリンなど)を放出する。マスト細胞とも呼ばれ、ランゲルハンス細胞と共に、炎症および免疫などの生体防御に重要な役割を持つ細胞である。

非ステロイド性抗炎症剤

非ステロイド性抗炎症剤(ひすてろいどせいこうえんしょうざい)とは、強力な抗炎症作用を持つステロイド剤の長所を活かしながら、ステロイド剤の強い副作用を最小限に抑えるように開発された薬。鎮痛・解熱効果を併せ持っている。NSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)と表記される事もある。

頻尿

頻尿(ひんみょう)とは、その名前の通り排尿の回数が通常よりも多い状態を指し、目安としては、一日に10回を超えるものを指します。膀胱炎などの病気によって膀胱が刺激されて発生するものから、膀胱の働きを調整する神経の障害によるものまで原因は様々なものがあります。

頻脈

頻脈(ひんみゃく)とは、名前の通り通常よりも多くの脈拍数となること。通常は安静時1分間に50~80回であるが、それが100回を超えるような状態になると頻脈と呼ばれる。心疾患、腎臓疾患、バセドウ病、高熱、薬剤、心理的な緊張などで発生する。