ふ行:医学用語辞典

ふ行に属する医学用語を紹介しています。

VLDL

VLDL(ブイエルディーエル)とは、超低比重リポタンパクのこと。肝臓で合成されたコレステロールを末梢神経に運ぶ。通常、運搬中にリポタンパクリパーゼという酵素により分解され、LDL(低比重リポタンパク)に変化する。

フィブラート系薬剤

フィブラート系薬剤(ふぃぶらーとけいやくざい)とは、高脂血症治療薬の一つ。核内受容体のPPAR-αに作用して、脂質の合成に関するタンパク合成を制御する。また、LPL(リポ蛋白リパーゼ)を増加させ、血管内被でVLFLやカイロミクロンの異化を促進させる効果がある。

フィラデルフィア染色体

フィラデルフィア染色体(ふぃらでるふぃあせんしょくたい)とは、第9染色体の長腕と第22染色体の長腕が相互に移動することによって生じた異常な第22染色体のことを指す。異常なタンパク質を生じ、造血幹細胞を無制限に増殖させるようになる。慢性骨髄性白血病において約90%の患者にこの症状が見られる。

フェノチアジン系抗精神病薬

フェノチアジン系抗精神病薬(ふぇのちあじんけいこうせいしんびょうやく)とは、強力な精神安定作用のある薬の一系統。

ブチロフェノン系抗精神病薬

ブチロフェノン系抗精神病薬(ぶちろふぇのんけいこうせいしんびょうやく)とは、強力な作用を持つ精神安定剤の一種。抗精神病薬の分類においてA群(高力価群)に分類されている、

ブドウ糖

ブドウ糖(ぶどうとう)とは、自然界に多く分布する単糖類の一つ。消化管から吸収され、代謝された一部はエネルギーとして利用され、他はグリコーゲンとして肝臓および筋肉などに貯蔵される。体内において特に脳ではこのブドウ糖が唯一のエネルギー源である。

プラスミン

プラスミンとは、血栓の主成分であるフィブリンを切断する酵素の事。タンパク質分解酵素の一種でセリンプロテアーゼ、エンドペプチターゼに分類される。通常、プラスミノーゲンという形で血漿に含まれており、そこにプラスミノーゲンアクチベータが作用する事によりプラスミンとなる。

プリン体

プリン体(ぷりんたい)とは、アデニンやグアニンといったプリンを部分構造として持つ生合成・代謝産物の総称(栄養学的見地による)。プリン体は代謝されることにより痛風の原因物質と言われる「尿酸」へと変化することからプリン体の過剰摂取が痛風のリスクファクターとなったり症状を悪化させる原因となるといわれている。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは、黄体(排卵後の卵胞)から分泌される女性ホルモンのこと。子宮内膜の増殖を促進し、子宮内に受精卵が着床しやすい環境を作る働きがある。また、妊娠時には、妊娠中期以降になると、胎盤からも分泌される。

プロスタグランジン製剤

プロスタグランジン製剤(ぷろたぐらんじんせいざい)とは、胃粘膜の血行促進や胃粘膜分泌を促進により胃を保護するプロスタグランジンというホルモン製剤。胃潰瘍の再発防止薬として用いられる事が多い。

プロトンポンプ阻害剤

プロトンポンプ阻害剤(ぷろとんぽんぷそがいざい)とは、胃腸において胃酸分泌に関与するプロトンポンプと呼ばれる酵素の働きを抑制することにより胃酸分泌を強力に抑制することができる薬剤。胃潰瘍の治療薬としても用いられる。

プロドラッグ

プロドラッグ(ぷろどらっぐ)とは、体内における代謝により始めて薬効が現れるように工夫された薬のこと。薬が作用する部位に到達するまでに消化管などでの吸収を避けたり、胃腸などに与える影響が甚大な場合などに用いられる。

プロバイオティクス

プロバイオティクスとは、生きたまま腸に達し腸内環境を改善する健康作用がある微生物を指す。主にビフィズス菌をはじめとした善玉菌を増殖させる作用や腸の免疫細胞の働きを活性化させたり、アレルギー抑制機能を持ったりするものなどが挙げられる。

不定愁訴

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、症状に見合うような器質的損失は見当たらないのに漫然とした体調不良の症状が現れるもの。不定愁訴の大部分は自律神経や心理的なものが原因となることが多い。

不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)とは、植物に多く含まれており、「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」の二種類に大別される。皮下脂肪の代謝促進、コレステロールおよび中性脂肪の運搬および排泄を促進することから、ダイエットや動脈硬化予防などに役立つとされている。

副交感神経

副交感神経(ふくこうかんしんけい)とは、交感神経と共に自律神経を司る神経系統のこと。副交感神経が交感神経よりも優位になると、リラックスした状態となり、胃液・唾液分泌の上昇、血管拡張、瞳孔が縮むといった作用がある。

副作用

副作用(ふくさよう)とは、体内に取り込まれた薬物がしめす様々な薬理効果のうち、人体にとってこのましくない作用を副作用という。ちなみに、副作用がまったく起こらないという薬はなく、副作用が少ないとされる漢方薬であっても副作用はある。

副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)

副腎皮質刺激ホルモン(ふくじんひしつしげきほるもん)とは、下垂体前葉より分泌されるホルモンの一つで、ACTHとも呼ばれる。視床下部・下垂体・副腎皮質系を構成するホルモンで39個のアミノ酸から構成されポリペプチド。視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンにより分泌される。

浮腫

浮腫(ふしゅ)とはいわゆる「むくみ」のこと。浮腫は細胞組織内における水分と塩分が貯まる事により圧力のバランスが崩れ発生する。浮腫が起こる場所により全身性と限局性に分類され様々な内臓系疾患により発生する。一時的なむくみであると放置せずに一度診療を受けるのが望ましい。

物理療法

物理療法(ぶつりりょうほう)とは、温熱療法や凍結療法、電気療法、光線治療、運動療法など薬物を利用せずに物理的な手段を用いた治療法の一つ。

腹部膨満

腹部膨満(ふくぶぼうまん)とは、いわゆるお腹が張るといった状態を指す。内部臓器に腫瘤ができたり、腹腔内に脂肪が付着するなどの原因で発生するが、心理的な要因で発生する場合もある。いわゆる満腹とは異なる。

腹鳴

腹鳴(ふくめい)といは、腸内にある期待や液体が異動する際に発生する音の事。いわゆる「おなかが鳴る」という状態を指す。腹鳴の原因としては、単純な空腹、下痢の他、諸事情により腸が閉塞している場合などにも起こることがある。