エストロゲン:医学用語辞典

エストロゲンに関する用語の解説。

エストロゲンをはてなブックマークに追加

エストロゲンとは

エストロゲン(えすとろげん:Estrogen)とは、女性ホルモンの一つで卵胞ホルモンとも呼ばれる。主に、卵胞や黄体から分泌される。子宮の発育や子宮内膜の増殖、乳腺の発達など、女性らしい体つきを促進するホルモンである。エストロゲンには生理的に「エストロン」、「エストラジオール」、「エストリオール」が存在し、このうちエストラジオールが最も作用が強い。

エストロゲンは40代半ばごろから分泌量が減少し、うつやイライラ、不眠、倦怠感といった様々な更年期障害の原因と言われています。また、閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのは、このエストロゲンの減少による骨の維持活性能力が急激に失われることに起因すると言われています。

なお、エストロゲンは女性だけでなく男性の体内にも存在しており体内で合成・分泌されています。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の減少作用や血管拡張作用などにより動脈硬化・高血圧・心筋梗塞・高脂血症・アルツハイマーなどの予防にも有効であるとされています。

植物の中には、女性ホルモンである「エストロゲン」と似た作用を持つ物質もある。代表的な成分としては大豆などに含まれている「イソフラボン」が挙げられる。イソフラボンは効き目が穏やかである事から、日常的に摂取しても副作用は無いと言われているが、サプリメントなどを通じて過剰にイソフラボンを摂取することにより、エストロゲンに依存する「乳ガン」「子宮ガン」などの発生、増殖リスクを高める事になることから、厚生労働省ではサプリメントなどを通じてのイソフラボン摂取に注意を促している。

この他にも、豊胸作用などを売り物にして植物性のエストロゲンと似た成分をサプリメントとして販売するケースが見られるが、これらを利用する場合は、こういった副作用の存在も考えておく必要がある。