薬の種類と効果について

薬の種類と効果では、市販薬や処方薬の種類とその効果や気をつけたいポイントや注意点などをわかりやすく解説していきます。

外皮用殺菌消毒薬

外皮用殺菌消毒薬(がいひようさっきんしょうどくやく)とは、主に切り傷や刺し傷、すり傷などの傷口の化膿などを防止するための薬。液状、軟膏、エアゾール、パウダータイプなど様々なタイプのものが市販されている。


抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬(こうひすたみんやく)とは、アレルギー性疾患による症状を抑える対症療法薬。効果は比較的早いが前述の通り対症療法薬であることから、アレルギー自体を治療するものではない。内服薬、点鼻薬、点眼薬の3種類が主流。


避妊薬

避妊薬(ひにんやく)とは、妊娠を予防するための受胎調整薬の一つ。日本においては市販薬で経口避妊薬は認可されていないので、局所に適用するタイプのみが市販薬の避妊薬として販売されている。ゼリー剤、フィルム剤、錠剤の三種類があり、いずれも膣内で精子を死滅させる作用を持つ。


婦人病薬

婦人病薬(ふじんびょうやく)とは、主に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌異状による各種症状を緩和させる薬。肩こりや頭痛、冷え、便秘、ほてり、のぼせなどの自律神経症状から更年期障害、月経異常、下腹部痛などの様々な症状が対象となる。


鉄欠乏性貧血薬

鉄欠乏性貧血薬(てつけつぼうせいひんけつやく)とは、貧血における「鉄欠乏性貧血」と呼ばれるタイプの貧血に対する対症療法薬となる。フマル酸第一鉄、ピロリン酸第二鉄などが含有され、不足する鉄分の補給を行う薬。


動脈硬化薬

動脈硬化薬(どうみゃくこうかやく)とは、市販薬の場合直接的に動脈硬化を治療する薬ではなく、血清コレステロールを改善する作用があり、血管壁へのコレステロール付着を防ぐ成分が主流。あくまでも動脈硬化の進行を遅らせたり、生活習慣病の予防程度に捉えるべきである。


強心薬

強心薬(きょうしんやく)とは、心臓機能の衰えが原因となる各種症状を抑えるための薬。市販薬である強心薬の場合、その作用は原因疾患がごく軽度の場合に限られる。主に、動悸や息切れなどの症状の緩和効果が期待できる。


駆虫薬

駆虫薬(くちゅうやく)とは、いわゆる虫下しのこと。腸内に寄生する回虫やぎょう虫を麻痺させて排出させる作用がある。駆虫薬は通常成虫にしか作用しないため、整腸を見越して複数回服用するのが原則となる。服用回数などは寄生虫により異なるため、付属の使用説明書をよく読むこと。


浣腸薬

浣腸薬(かんちょうやく)とは、直腸に対して直接用いる薬でグリセリン(液状)または、ビサゴジル(坐薬)を用いるタイプがある。整腸薬や緩下薬でも効果が無い便秘改善や宿便の排泄といった作用がある。薬を直腸に入れてすぐ排便すると薬が外に出てしまい効果が薄まるので、便意が強くなるまで我慢するのが望ましい。


緩下薬

緩下薬(かんげやく)とは、整腸薬でも改善されないような便秘に対して効果的な薬。腸のぜん動運動を促進する成分および便をやわらかくする成分が含まれており、比較的強力に便秘を解消する効果が期待できる。


整腸薬

整腸薬(せいちょうやく)とは、腸内環境を整えて、腸の機能向上や下痢、便秘などの症状を解消することを目的とする薬のこと。なお、便秘や下痢の症状が重い場合は緩下薬(かんげやく)やししゃく薬を利用する。


消化薬

消化薬(しょうかやく)とは、胃の消化能力の低下を促進する薬で、消化酵素を主成分としている。また、一部の消化薬には胆汁の分泌を促進するものもある。主に、食後の胸やけ、食べすぎ、飲みすぎなどの際に服用する。


制酸薬

制酸薬(せいさんやく)とは、胃酸過多による胃への諸症状を抑える薬。胃酸過多による胸やけやむかつき、げっぷ、胃部不快感などの諸症状を抑える働きがある。主に、過剰に分泌されている胃酸を中和するほか、損傷を受けた胃粘膜の修復、保護を促進する成分が含まれている。


総合胃腸薬

総合胃腸薬(そうごういちょうやく)とは、胃腸における様々な深い症状wお改善するための薬のこと。胃痛や食あたり、胸やけなどを幅広くカバーする。胃腸がなんとなくおかしいという場合に使用する薬であり、その原因がわかっている場合は各種胃腸薬を用いるべきである。


鎮うん薬

鎮うん薬(ちんうんやく)とは、めまい防止あ乗り物酔いを防ぐ薬として利用されるタイプの薬。多くの場合は乗り物酔いの防止薬として利用されることが多い。乗車の30分から1時間前ほどに服用することで効果を発揮する。


小児鎮静薬

小児鎮静薬(しょうにちんせいやく)とは、小児の夜泣きやひきつけなどの興奮症状を鎮める薬。慢性的に小児鎮静薬を利用するのは適切とは言えず、繰り返して起きる場合は別の病気の可能性もあるので、医師(小児科医)に相談すること。


眠気防止薬

眠気防止薬(ねむけぼうしやく)とは、眠気を覚ます他疲労感の軽減を薬効とする薬のこと。基本的にはカフェインを主成分としており、その効果は1時間程度と短期間である。なお、眠気防止薬はあくまでも急激な眠気を覚ます薬であり、眠らなくて良くなる薬ではない。


催眠鎮静薬

催眠鎮静薬(さいみんちんせいやく)とは、主に軽度の不眠を改善するための薬。市販薬の場合は他の病気などによる不眠ではない場合に用いられる。ただし、長期の使用には依存性がある成分も含まれるため、長期間の服用は避けるべきである。


含嗽薬

含嗽薬(がんそうやく)とは、うがい薬のこと。喉のイガイガを軽減する他、口内を殺菌する作用がある。主な目的としては、口中の細菌の殺菌で一定期間続ける必要がある。ただし、喉に痛みがある場合や高熱がある場合などは使用しない。


鎮咳去痰薬

鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)とは、咳をとめて、痰を切るための薬。咳や痰は気管支や肺に入った異物などを取り除くために行われる免疫機構の一つ。ただし、過剰な咳や痰はのどを痛める原因にもなることから、症状がひどい場合に服用する。