2011年09月18日
Q.質問
ポスカムとかのキシリトールガムは虫歯にはならないのですか?以前、歯に良いと言われるガムを噛んでいた時、よく虫歯になっていたので質問しました。個人差があるのでしょうか?ちなみに、歯磨きは寝る前にしていました。また、寝る前はガムはかんでいないです。一日に2,3回程度、運転中に噛んでいた程度です。個人的な経験ですが、よろしくお願いします。
2011年10月02日
A.回答
虫歯学専門です。食後に噛むことで予防効果はでると思います。しかし、キシリトールよりもリカルデントがいいでしょう。※キシリトールは効果がないという人もいます。そのような報告もあります。真実はキシリトールには再石灰を促進することはありません。予防効果の「予防」が何を意味するのかです。キシリトールが代替甘味料で、菌が取り込んでも口腔内のpH(酸性度)が歯が溶ける臨界pHまで下がらないのです。再石灰化させるにはミネラルが必要で、噛むことで刺激唾液が出ることが良いのでしょう。唾液には酸を中和する緩衝能があります。歯に必要なカルシウムなどを含みます。キシリトールを噛むことで出てきた唾液により歯は守られているのでしょう。リカルデントは学会でも報告されていますが、再石灰化が認められたガムになります。以前、歯に良いと言われるガムを噛んでいた時、よく虫歯になっていたので質問しました。>何歳の頃ですか?>20代前半だと思いました。よくできていたわけではありません。10代後半の虫歯のが見つかっただけです。ガムとの因果関係はありません。まず虫歯ができるのは人生において3回です。 乳幼児期、学童期、老人と言われています。その中でも一番虫歯ができるのが10代です。20代以降は虫歯はできません(10歳の頃に治療した歯が再発して、再治療になるのは一般的には30代後半です) 虫歯は歯は生えてきてから4年間が一番虫歯ができやすいのです。日本だけのデーターだと4年以内に虫歯にかかる率は93%です。逆に4年以降に虫歯になる確率は7%以下だと言うことです。 永久歯が出てくるのは6歳頃です。最後の大臼歯は出てくるのは中学生の頃です。つまり高校卒業ぐらいまでが一番虫歯ができやすいいのです。そのため、学校保健法で歯科検診があるのです。 虫歯の治療は最初はレジンという詰め物ですが、耐久性は http://www.ha-channel-88.com/kiso/tiryouwosita.html この程度です。 20代移行は虫歯はできません(もちろん10代に時に見落とされた虫歯が徐々に大きくなり20代、30代で発見されることはあります。しかし20代で初発の虫歯は稀です。しかし治療した歯の二次カリエス(虫歯)は必ず発生しますが、耐久性を考えると30代以降になります。30代で治療した後は40代で再発します。その後は再治療の繰り返しになり40代後半からは抜歯することになります。 ではなぜ4年間しか虫歯ができないのでしょうか? 歯の再石灰化という現象です。歯は最初顎の中で成長します。しかし半分ぐらい完成した段階で歯肉からでてきます。つまり未完成なのです。しかし、その後は脱灰(食後、菌の酸により歯が溶けること)と唾液により再石灰化によりより強固になります。もちろん歯が出て2年もすれば上下の歯が接触し、咀嚼(かむことで歯同士が接触し、自浄作用が働くようになる)することで、虫歯ができにくくもなります。第一大臼歯が一番出てくるのが遅いこともあり、一番虫歯になりやすいのです(もちろん6歳という年齢的な要素も関係しています。)上下の歯が接触するまでは咬合面(噛む溝)が一番虫歯になりやすく、その後は頬側面、そして隣接面です。また疫学的、医学的に虫歯ができる年齢と時期も決まっているので、虫歯の発生予測は簡単とも言えます。 話はもどりますが、人生おける虫歯発生時期は4〜8歳(乳歯)と11〜18歳(幼弱永久歯)と55〜65歳(根面カリエス)です。これら以外の時期は低虫歯侵襲時期と呼ばれています。 虫歯の予測は学問的にも進んでいます。3歳でほとんど予測可能です。3歳で虫歯がない場合は5歳で判断します。5歳で虫歯ができない場合は15歳で判定します。
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