BI-RADSで何を確認するか
BI-RADSは、Breast Imaging Reporting and Data Systemの略で、乳房画像検査の結果を医療者間で共通して伝えるための分類です。マンモグラフィだけでなく、乳房超音波や乳房MRIでも使われることがあります。
結果表には、検査方法、乳房濃度、過去画像との比較、腫瘤・石灰化・構築の乱れなどの所見、BI-RADSカテゴリー、次にすすめられる確認方法が書かれることがあります。施設により日本語の判定名や説明は異なるため、結果表の凡例を優先して確認します。
カテゴリーの見方
下の表は、患者向け資料をもとにした一般的な整理です。実際の判定名、追加検査、経過観察の時期は、検査機関や医療機関の方針、過去画像、症状、年齢、既往歴などで異なります。
| 区分 | 一般的な意味 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| カテゴリー0 | 画像だけでは評価が完了しておらず、追加撮影や過去画像との比較が必要なことがあります。 | 追加検査の種類、予約方法、過去画像の持参が必要かを確認します。 |
| カテゴリー1 | 明らかな異常所見がないと扱われる区分です。 | 次回の検診時期、症状がある場合の相談先を確認します。 |
| カテゴリー2 | 良性所見として扱われる変化がある区分です。 | のう胞、線維腺腫、石灰化などの説明と、通常の検診間隔を確認します。 |
| カテゴリー3 | おそらく良性と考えられるが、短期間の経過観察が案内されることがあります。 | 再検査・再撮影の時期、同じ施設で比較する必要があるかを確認します。 |
| カテゴリー4 | 悪性の可能性も考えて、組織検査などがすすめられることがあります。 | 乳腺外科、針生検、超音波ガイド下生検などの説明を確認します。 |
| カテゴリー5 | 悪性が強く疑われる所見として扱われ、組織検査などが強くすすめられることがあります。 | 紹介状、受診先、検査予定、結果説明の流れを確認します。 |
| カテゴリー6 | すでに病理検査で乳がんと確認された後の画像評価に使われる区分です。 | 治療中・治療前評価として、主治医の説明を確認します。 |
カテゴリー番号が高いほど追加確認が必要になりやすい一方、BI-RADSだけで診断は確定しません。診断は、診察、画像、病理検査などを総合して医療機関で確認されます。
結果表によく出る言葉
次に確認したいこと
結果表に要精密検査、乳腺外科受診、追加撮影、組織検査などの案内がある場合は、自己判断で先延ばしにせず、案内された方法で確認しましょう。
精密検査や通院のお金も確認したい方へ
乳房画像検査の追加確認では、再撮影、超音波、MRI、組織検査、専門科受診につながることがあります。医療費、健康保険、制度の基本もあわせて確認しておくと、受診準備を進めやすくなります。
マネーライフハックで医療費・保険制度を見るよくある質問
BI-RADSの番号だけで乳がんか分かりますか?
番号だけで診断は確定しません。画像所見を伝えるための分類であり、必要に応じて追加画像、診察、組織検査などを組み合わせて確認します。
カテゴリー0は悪い結果という意味ですか?
評価を完了するために追加画像や過去画像との比較が必要な状態を示すことがあります。悪性と決まった意味ではありませんが、案内された追加確認を受けることが大切です。
カテゴリー3なら放置してよいですか?
放置してよいという意味ではありません。短期間の経過観察や再撮影が案内されることがあるため、指定された時期と受診先を確認してください。
参考・出典
医療情報に関する注意
このページは、乳房画像検査の結果表を読むための一般的な情報です。診断、治療、検査の要否、受診不要の判断を代替するものではありません。結果表に要精密検査や受診案内がある場合、または乳房の変化が気になる場合は、医療機関や健診機関に相談してください。