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尿検査でわかる病気について

尿検査では、腎臓・尿路・前立腺に関する様々な病気について知る事ができます。また、この他にも糖尿病や肝臓病を始めとした様々な病気について診断をする事が可能となります。

腎臓に関する病気-尿検査でわかる病気-

尿検査の実施で識別する事ができる腎臓・腎機能に関する病気の一覧

急性腎炎

腎臓の炎症。腎臓において血液のろ過機能が低下します。主に血尿・たんぱく尿などの症状が現れます。尿検査項目以外では、発熱・むくみ・尿量の減少などの症状もでる場合があります。

 

慢性腎炎

尿タンパクや高血圧などが1年以上続いている状態です。急性腎炎が続くものと、急性腎炎を伴わない場合があります。高血圧やむくみなどが症状として現れます。慢性腎炎が進行すると、腎不全に陥る可能性もありますので注意が必要です。

 

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは、腎糸球体の障害により発症する病気です。高度の蛋白尿や低蛋白血症が症状として挙げられます。慢性化しやすい病気で、症状の程度も軽くなったり重くなったりします。

 

腎不全

腎不全とは、腎臓機能が低下した状態です。慢性腎不全と急性腎不全があります。慢性腎不全の場合、ほとんどのケースで慢性腎炎や糖尿病性腎炎から引き起こされます。呼吸困難や心不全などの症状が現れます。尿毒症になる恐れがあるため、人工透析が必要となります。現代医学では慢性腎不全は根治できません。腎不全となる前に的確な対策が必要です。

 

尿路に関する病気-尿検査でわかる病気-

尿検査の実施で識別する事ができる尿路に関する病気の一覧

尿路感染症

尿路(尿管・膀胱・尿道など)の期間が炎症を起す事。特に尿道が短い女性に多い病気。膀胱炎の場合は頻尿・残尿管・排尿後の不快感などが症状として現れます。

 

尿路結石

腎臓(腎結石)・尿管・膀胱・尿道などに固まり(結石)ができる病気。特に尿管結石の場合、非常に激しい痛みが襲う場合があります。血尿などの症状が現れる場合もあります。結石が尿管に引っかかってしまった場合には手術をして除去する必要があります。

 

前立腺に関する病気-尿検査でわかる病気-

尿検査の実施で識別する事ができる前立腺に関する病気の一覧

前立腺肥大症

男性特有の病気。前立腺が加齢により肥大化し尿道を圧迫する事により様々な障害が発生します。主な症状としては尿が出にくくなったり残尿管があるなどです。前立腺肥大症が進行すると、尿閉といい尿が全くでなくなるような場合があります。ここまで症状が進行すると手術が必要となります。