病気ガイド
褐色細胞腫とは?発作的な高血圧・動悸で確認したいポイント
褐色細胞腫は、副腎髄質などにできる腫瘍からカテコールアミンが過剰に分泌され、高血圧、動悸、頭痛、発汗などと関連することがあります。健康診断では血圧や心電図が確認のきっかけになります。
このページの要点
- 健康診断の数値や症状は診断ではなく、追加確認のきっかけです。
- 内分泌の病気は、血圧、体重、血糖、脂質、電解質、甲状腺機能などに表れることがあります。
- 薬やホルモン補充、検査の判断は自己判断せず、医療機関で確認しましょう。
病気の概要
褐色細胞腫では、発作的または持続的な高血圧が見られることがあります。動悸、頭痛、発汗などを伴う場合があり、専門的なホルモン検査や画像検査で確認されます。
確認しておきたいこと: 内分泌の病気は症状が全身に出ることがあります。健診結果、症状の経過、服薬・サプリの使用状況、妊娠希望の有無などを整理して相談します。
主な症状
- 発作的な高血圧、頭痛、動悸、発汗、顔面蒼白、不安感などが関連することがあります。
- 症状が発作的で、普段の健診ではわかりにくいこともあります。
- 強い動悸や胸痛、非常に高い血圧がある場合は早めに相談します。
健康診断で関連しやすい検査項目
結果の組み合わせから確認したいこと
| 結果・症状の例 | 確認したい背景 | 医療機関で相談したいポイント |
|---|---|---|
| 動悸・体重変化・発汗と甲状腺機能の異常がある | TSH、FT4、FT3、脈拍、心電図、体重変化、妊娠希望、服薬・サプリの使用状況を確認します。 | 症状だけで甲状腺疾患と決めず、内科・内分泌内科などで追加検査や経過確認の要否を相談します。 |
| 血圧高値に低カリウム・腎機能変化が重なる | 家庭血圧、カリウム、ナトリウム、クレアチニン、eGFR、服薬、利尿薬使用、副腎画像所見を整理します。 | 一般的な高血圧だけと決めつけず、アルドステロン症など二次性高血圧の確認が必要か相談します。 |
| 血糖・脂質・BMI変化と副腎ホルモン関連所見がある | 体重変化、血糖、HbA1c、脂質、血圧、皮膚の変化、筋力低下、ステロイド薬使用歴を確認します。 | 生活習慣だけで説明できるか自己判断せず、必要に応じてホルモン検査やCT・MRI確認の要否を相談します。 |
健康診断の結果とあわせて整理したいこと
内分泌の病気は、通常の健康診断だけで診断できないことが多い領域です。血圧、体重変化、血糖、脂質、電解質、心電図、画像所見などを別々に見ず、症状の経過や服薬状況も含めて医療機関で確認します。
原因・リスク要因として考えられること
- 副腎髄質や傍神経節の腫瘍が関係することがあります。遺伝性疾患と関連する場合もあります。
- 高血圧や動悸の原因は多いため、発作の状況や検査を組み合わせて確認します。
検査・診断の流れ
医療機関では、血中・尿中カテコールアミン関連検査、CT、MRI、必要に応じて遺伝学的な確認などが行われることがあります。
治療・管理の一般的な考え方
手術などが検討される場合がありますが、術前管理を含めて専門的な対応が必要です。自己判断で運動や薬を調整せず医師へ確認します。
生活習慣で見直したいこと
- 発作時の血圧、脈拍、症状、きっかけを記録しておくと相談に役立ちます。
- 高血圧、動悸、頭痛を繰り返す場合は、カフェインやストレスだけと決めつけないようにします。
受診を検討したいケース
- 発作的に血圧が高くなる
- 動悸、頭痛、発汗を繰り返す
- 副腎腫瘍を指摘された
- 高血圧に加えて血糖異常や心電図異常がある
よくある質問
内分泌の病気が気になるとき何を確認しますか?
健康診断だけで診断するものではありません。血圧、体重変化、脂質、血糖、電解質、甲状腺機能検査などが確認のきっかけになることがあります。
症状が軽ければ様子を見てもよいですか?
症状が軽くても、動悸、急な体重変化、高血圧、低カリウム、強いだるさなどが続く場合は医療機関で相談しましょう。
発作的な動悸はストレスですか?
ストレスで動悸が出ることもありますが、血圧上昇、頭痛、発汗を伴って繰り返す場合は、内分泌や循環器の病気も含めて確認しましょう。
参考・出典
- 日本内分泌学会「褐色細胞腫」(参照日: 2026-07-02)
- 日本内分泌学会「副腎」(参照日: 2026-07-02)
- 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」(参照日: 2026-07-02)
医療情報に関する注意
このページは一般的な健康情報を提供するもので、診断・治療・服薬指示の代替ではありません。健康診断の結果や症状については、医師などの医療専門職にご相談ください。