所見の意味
副腎は、血圧、電解質、糖代謝、ストレス反応などに関わるホルモンを作る臓器です。腹部超音波では副腎が見えにくいこともあり、副腎腫瘤疑いを指摘された場合は、CTやMRIで本当に副腎由来か、どのような性状かを確認することがあります。
副腎に偶然見つかった腫瘤は「副腎偶発腫」と呼ばれることがあります。多くは良性の腺腫ですが、ホルモンを過剰に分泌する腫瘤や、まれに悪性腫瘍などが含まれるため、画像評価とホルモン評価を組み合わせて確認します。
考えられる背景
- 非機能性副腎腺腫など、ホルモン過剰を伴わない良性腫瘤。
- コルチゾール、アルドステロン、カテコールアミンなどの分泌に関わる腫瘤。
- 副腎のう胞、骨髄脂肪腫、出血、感染、他臓器がんの既往がある場合の転移性病変など。
原因や対応は、腫瘤の大きさ、CT値、増大傾向、両側性かどうか、症状や既往歴によって異なります。
一緒に確認したい検査項目
関連する病気・所見
医療機関に相談したいケース
- 要精密検査、副腎腫瘤疑い、副腎偶発腫、CT推奨などの記載がある
- 高血圧が続く、低カリウムを指摘された、血糖やHbA1cが高い
- 発作的な動悸、頭痛、発汗、体重変化、筋力低下、むくみがある
- がんの既往がある、または過去画像と比べて大きくなっている
精密検査や通院にかかるお金も確認したい方へ
副腎腫瘤疑いでは、CT、MRI、ホルモン検査、専門科受診、経過観察が必要になることがあります。医療費や保険制度の基本も確認しておくと、受診後の見通しを立てやすくなります。
マネーライフハックで医療費・保険制度を見るよくある質問
副腎腫瘤疑いで確認したいことは何ですか?
副腎腫瘤疑いだけでがんとは判断できません。良性の副腎腺腫などもありますが、画像の性状、サイズ、増大傾向、ホルモン分泌の有無を確認します。
症状がなくても検査が必要ですか?
症状がなくても、ホルモン分泌が目立たない場合や画像で偶然見つかる場合があります。結果表に精密検査の案内がある場合は、内分泌内科、泌尿器科、消化器内科などで確認してください。
参考・出典
- NCBI Bookshelf Endotext「Adrenal Incidentaloma」(参照日: 2026-07-02)
- 日本内分泌学会「副腎」(参照日: 2026-07-02)
- 日本内分泌学会「原発性アルドステロン症」(参照日: 2026-07-02)
医療情報に関する注意
このページは、健康診断や腹部超音波検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は医療機関へ相談してください。