検査項目の概要

LDHは全身の多くの細胞に含まれる酵素です。LDHアイソザイムは、LDHをいくつかの分画に分けて、上昇の背景を考えるための補助情報として使われることがあります。

何を調べる検査か

LDHが高いときに、溶血、肝臓、筋肉、肺、腎臓、心筋など、どの領域の影響を考えるかを整理する材料になります。ただし、分画だけで病気を診断するものではありません。

LDH分画の見方

分画関連しやすい組織の例確認したい関連項目
LDH-1心筋、赤血球などトロポニン、CK-MB、血球算定、ビリルビンなど
LDH-2白血球など血球算定、白血球分画、炎症反応など
LDH-3肺など胸部X線、CT、CRP、症状など
LDH-4腎臓、膵臓、胎盤などクレアチニン、eGFR、尿検査、アミラーゼなど
LDH-5肝臓、骨格筋などAST、ALT、γ-GTP、CK、ミオグロビンなど

分画の意味づけは検査目的や臨床状況によって変わります。結果表のコメントや医師の説明を優先してください。

基準値の目安

LDHアイソザイムの基準範囲や表示方法は、検査方法や検査機関によって異なります。総LDHの値、分画の比率、症状、他の検査項目をあわせて確認します。

基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。結果表の基準範囲と医師の説明を優先してください。

高い場合に考えられること

  • LDH-1やLDH-2の変化は、溶血や血液の状態、心筋への影響などを考える材料になることがあります。
  • LDH-5が目立つ場合は、肝臓や骨格筋への負担を関連検査とあわせて確認します。
  • 検体の溶血、激しい運動、薬剤、採血条件の影響でLDHが高く見えることがあります。

低い場合に考えられること

  • LDHアイソザイムは、主に高値の背景を確認する目的で使われます。低値の意味は、検査目的や全体の結果とあわせて確認します。

関連する病気

関連する検査項目

生活習慣で見直したいこと

LDHやLDHアイソザイムの結果を確認するときは、採血前の運動、筋肉痛、けが、飲酒、服薬、体調不良、採血時の溶血コメントを整理しておくと、医療機関で背景を確認しやすくなります。

医療機関に相談したいケース

  • LDH高値が続き、AST、ALT、CK、ビリルビン、血算、CRPなどにも異常がある場合。
  • 黄疸、強い筋肉痛、発熱、息切れ、強いだるさ、胸痛などの症状がある場合。
  • 結果表で要再検査、要精密検査、医療機関受診を案内された場合。

よくある質問

LDHアイソザイムで何を確認しますか?

由来を考えるヒントになりますが、単独で原因を特定する検査ではありません。症状、総LDH、肝機能、CK、血算、画像検査などとあわせて確認します。

通常の健康診断項目ですか?

一般的な定期健康診断で必ず測る項目ではありません。LDH高値の背景を確認する必要がある場合などに、医療機関で追加検査として検討されることがあります。

参考・出典

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医療情報に関する注意

このページは、健康診断や血液検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は医療機関へ相談してください。