検査項目の概要

ビリルビンは、体内で古い赤血球が分解されるときに作られ、肝臓で処理されて胆汁中へ排泄されます。総ビリルビンはその全体量を示します。

何を調べる検査か

黄疸の背景、肝臓や胆道の状態、赤血球が壊れやすくなっていないかなどを考える材料になります。直接ビリルビン、間接ビリルビン、肝機能、血算を組み合わせて見ます。

基準値の目安

一般に 0.2〜1.2 mg/dL 程度を目安にする施設がありますが、基準範囲は検査機関や測定方法で異なります。

基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。結果表の基準範囲と医師の説明を優先してください。

高い場合に考えられること

  • 肝炎、肝硬変、胆石、胆道の流れの問題、溶血性貧血などと関連することがあります。
  • 黄疸、濃い尿、白っぽい便、かゆみ、腹痛、発熱などがある場合は早めに相談しましょう。
  • 一部の体質、薬剤、激しい運動などで変動することもあり、追加検査で確認することがあります。

低い場合に考えられること

  • 低値は通常、大きな問題として扱われないことが多いですが、検査機関の基準範囲や他項目との関係を確認します。

関連する病気

関連する検査項目

結果の組み合わせから確認したいこと

結果の組み合わせ 一緒に確認したい項目 自己判断を避けたいこと
総たんぱく・アルブミンが低い 尿蛋白、肝機能、腎機能、むくみ、体重変化、栄養状態、炎症反応 低栄養だけと決めつけず、肝臓・腎臓・消化管からの喪失などを医療機関で確認します。
総ビリルビン・直接ビリルビンが高い AST、ALT、ALP、γ-GTP、尿の色、便の色、黄疸、腹痛、発熱 黄疸や右上腹部痛、発熱がある場合は、結果だけで様子見せず早めに相談します。
ALPとγ-GTP・ビリルビンが一緒に高い 胆道系、肝機能、腹部超音波、腹痛、服薬、飲酒、過去推移 胆道系や肝臓の確認が必要になることがあるため、検査値だけで原因を断定しません。
アミラーゼが高く腹痛や吐き気がある リパーゼ、肝胆道系項目、胆石、飲酒、腎機能、腹部画像検査 急性膵炎などの可能性も含め、強い症状がある場合は早めに医療機関へ相談します。

生活習慣で見直したいこと

飲酒、薬やサプリメント、激しい運動、黄疸症状、腹痛、発熱、家族歴などを整理しておくと相談しやすくなります。

医療機関に相談したいケース

  • 白目や皮膚が黄色い、尿が濃い、便が白っぽい、強いかゆみがある場合。
  • ビリルビンに加えてAST、ALT、γ-GTP、ALPも高い場合。
  • 貧血症状、息切れ、動悸、強い疲労感がある場合。

よくある質問

総ビリルビンが高いと肝臓だけを見ればよいですか?

肝臓だけでなく胆道、赤血球の分解、体質なども関係します。直接ビリルビンや肝機能、血算とあわせて確認します。

黄疸がないときも気をつけたい場合はありますか?

症状がなくても、数値の程度や他項目によって確認が必要なことがあります。結果表の指示や医師の説明を確認しましょう。

参考・出典

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医療情報に関する注意

このページは、健康診断や血液検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は医療機関へ相談してください。