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アミラーゼ(AMY)とは

アミラーゼとは、膵疾患や唾液腺疾患の診断などに用いられる事が多い血液検査項目の一つ、検査ではAMYと略される場合もあり、デンプンなどを分解する消化酵素の一つです。

アミラーゼ(AMY)の診断項目とポイント

血液検査における「アミラーゼ(AMY)」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

アミラーゼ(AMY)の基準値(成人)

基準値(男性) 39〜156
基準値(女性) 57〜174
単位 IU/L

 

アミラーゼ(AMY)による診断ポイント

アミラーゼの検査において最も多い疾患は膵炎です。アミラーゼの値が高く、かつみぞおちや左の腹部や腰背部の傷みや吐き気などの症状がある場合には、膵炎である可能性が非常に高くなります。

なお、膵炎には急性膵炎と慢性膵炎がありますが、主な膵炎の原因としてはアルコールの多量摂取、胆石が「原因とされています。

 

アミラーゼ(AMY)の異常により疑うべき病気・原因

以下は、アミラーゼ(AMY)の異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

・膵炎