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血小板数(PLT)とは

血小板は止血機構の中心で減少した場合は出血しやすくなります。また、逆に多すぎる場合は血栓の原因ともなります。肝機能障害で減少することもあります。

血小板球数の診断項目とポイント

血液検査における「血小板球数」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

血小板球数の基準値(成人)

基準値(男性) 15.5〜36.5
基準値(女性) 15.5〜36.5
単位 *104μl

 

血小板球数による診断ポイント

血小板とは、血液に含まれる細胞成分の一種で、欠陥が損傷した際にその傷口をふさいで、出血を止めるという働きをします。寿命は3日〜10日と短く、血小板は脾臓で破壊されます。

血小板の数が15.0(*104μl)を下回る状態になると「血小板減少症」、逆に40.0(*104μl)を上回る状態を「血小板増加症」と呼びます。

診断のポイントとしては、血液検査によるものに加えて出血時間検査により測定されます。

 

血小板球数の異常により疑うべき病気・原因

以下は、血小板球数の異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

血小板数(PLT)の数値が基準値より高い場合

  1. 慢性骨髄性白血病
  2. 真性多血症

血小板数(PLT)の数値が基準値より低い場合

  1. 再生不良性の貧血
  2. 急性白血病
  3. 肝硬変

 

血小板球数の診断ができる血液検査

献血(成分献血・400ml献血)

 

 

 

基準値等に関する注意

血液検査の基準値については、診察を行う病院等によって異なります。また、施設によって機器や試薬などの違いから検査値が多少異なります。
また、基準値については、健康な成人集団の95%が含まれる範囲をあらわしています。