LDLコレステロールとは
LDLコレステロールとは、俗に悪玉コレステロールと呼ばれるコレステロールの一種です。HDLコレステロールが血管の壁などに余計に付着しているコレステロールを回収する働きをするのに対して、LDLコレステロール肝臓から末しょう組織へコレステロールを運搬働きをする為、LDLコレステロールが基準値より多い場合、動脈硬化などを誘発する危険性があります。
LDLコレステロールの診断項目とポイント
血液検査における「LDLコレステロール」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。
LDLコレステロールの基準値(成人)
基準値(男性) | 70〜139 |
基準値(女性) | 70〜139 |
単位 | mg/dL |
LDLコレステロールによる診断ポイント
LDLコレステロールは体内の血管などにコレステロールを運搬する働きがあります。そのため、既に血管にコレステロールが多く付着している場合であっても、LDLコレステロールが多い場合さらにコレステロールを血管に補給し動脈硬化などを引き起こす原因となります。
LDLコレステロールはの値が高い場合、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、抹消動脈硬化症などの疾患リスクが高まる事が明らかとなっています。
LDLコレステロールの異常により疑うべき病気・原因
以下は、LDLコレステロールの異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。
・狭心症
・心筋梗塞
・脳梗塞
・大動脈瘤
・抹消動脈硬化症