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総コレステロール(T.CH)とは

総コレステロールとは、血液中に含有されているコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の総数を示しています。含有される総量が多い場合、動脈硬化などの疾患を引き起こす可能性が高くなります。

総コレステロール(T.CH)の診断項目とポイント

血液検査における「総コレステロール(T.CH)」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

総コレステロール(T.CH)の基準値(成人)

基準値(男性) 129〜232
基準値(女性) 129〜232
単位 mg/dL

 

総コレステロール(T.CH)による診断ポイント

総コレステロールとは、聞きなれた言葉かと思いますが、血中に存在するコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の総数を表しています。

コレステロールは人体における生体活動において極めて重要な成分の一つではあるのですが、現代人は食品などを通じてコレステロールを体内に過剰に貯める生活になってきた為、近年ではコレステロールというと人体を蝕む悪役というイメージが付いている。

なお、総コレステロールが基準値より高い状態を高コレステロール血症といい、循環器系の疾患に結びつきます。逆に、総コレステロールの値が基準値よりも低い場合は貧血や甲状腺の機能障害、肝臓病が疑われます。

 

総コレステロール(T.CH)の異常により疑うべき病気・原因

以下は、総コレステロール(T.CH)の異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

コレステロールの値が高い場合
・高コレステロール血症

コレステロールの値が低い場合
・貧血
・甲状腺機能障害
・肝臓病