検査項目の概要

ビリルビンは赤血球の分解で生じ、肝臓で処理されます。処理前を間接ビリルビン、処理後を直接ビリルビンと呼び、結果表ではD-Bilなどと表示されることがあります。

何を調べる検査か

胆汁の流れ、肝臓での処理、胆道系の詰まりや炎症などを考える材料になります。総ビリルビンとセットで見ることが基本です。

基準値の目安

一般に 0.0〜0.4 mg/dL 程度を目安にする施設がありますが、基準範囲は検査機関や測定方法で異なります。

基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。結果表の基準範囲と医師の説明を優先してください。

高い場合に考えられること

  • 胆石、胆道の流れの問題、肝炎、肝胆道系の炎症などと関連することがあります。
  • 総ビリルビン、ALP、γ-GTP、AST、ALT、腹部症状、尿や便の色などとあわせて確認します。

低い場合に考えられること

  • 低値は通常、大きな問題として扱われないことが多いですが、総ビリルビンや他項目との関係を確認します。

関連する病気

関連する検査項目

結果の組み合わせから確認したいこと

結果の組み合わせ 一緒に確認したい項目 自己判断を避けたいこと
総たんぱく・アルブミンが低い 尿蛋白、肝機能、腎機能、むくみ、体重変化、栄養状態、炎症反応 低栄養だけと決めつけず、肝臓・腎臓・消化管からの喪失などを医療機関で確認します。
総ビリルビン・直接ビリルビンが高い AST、ALT、ALP、γ-GTP、尿の色、便の色、黄疸、腹痛、発熱 黄疸や右上腹部痛、発熱がある場合は、結果だけで様子見せず早めに相談します。
ALPとγ-GTP・ビリルビンが一緒に高い 胆道系、肝機能、腹部超音波、腹痛、服薬、飲酒、過去推移 胆道系や肝臓の確認が必要になることがあるため、検査値だけで原因を断定しません。
アミラーゼが高く腹痛や吐き気がある リパーゼ、肝胆道系項目、胆石、飲酒、腎機能、腹部画像検査 急性膵炎などの可能性も含め、強い症状がある場合は早めに医療機関へ相談します。

生活習慣で見直したいこと

飲酒、服薬、サプリメント、腹痛、発熱、黄疸、尿や便の色の変化を記録しておくと、医療機関で状況を説明しやすくなります。

医療機関に相談したいケース

  • 直接ビリルビンが高く、黄疸、濃い尿、白っぽい便、右上腹部痛、発熱がある場合。
  • ALPやγ-GTPも高く、胆道系の異常を指摘された場合。
  • 肝炎ウイルス検査や腹部画像検査を勧められた場合。

よくある質問

直接ビリルビンと総ビリルビンは何が違いますか?

総ビリルビンは直接・間接をあわせた値です。直接ビリルビンは肝臓で処理された後のビリルビンを示します。

直接ビリルビンで何を確認しますか?

単独では判断できません。ALP、γ-GTP、AST、ALT、症状、画像検査などとあわせて確認します。

参考・出典

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医療情報に関する注意

このページは、健康診断や血液検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は医療機関へ相談してください。