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インスリンとは

インスリン(IRI)検査はインスリンの分泌能力を評価する目的で検査される血液検査の項目です。インスリン分泌と抹消組織におけるインスリンの感受性を測定する検査項目で糖尿病の診断において有効な検査項目とされています。

インスリンの診断項目とポイント

血液検査における「インスリン」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

インスリンの基準値(成人)

基準値(男性) 11.0以下
基準値(女性) 11.0以下
単位 μU/mL

 

インスリンによる診断ポイント

インスリンは血糖値を一定に保つ働きをするホルモンです。すい臓から分泌されるインスリンの血中濃度を測定することにより糖尿病やインスリン分泌機能に関して調べることができます。通常は、空腹時、ブドウ糖摂取後1時間、2時間後にそれぞれ採決して値を調べます。

空腹時が低位の場合は1型糖尿病、空腹時は正常で2時間後の値が低値の場合には2型糖尿病といったように用いられます。

 

インスリンの異常により疑うべき病気・原因

以下は、インスリンの異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

・糖尿病