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HDLコレステロールとは

HDLコレステロールとは、俗に善玉コレステロールと呼ばれ血管の壁などに余計に付着しているコレステロールを回収する役割のあるコレステロールです。喫煙や肥満などが原因でHDLコレステロールの値が下がる場合があります。

HDLコレステロールの診断項目とポイント

血液検査における「HDLコレステロール」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

HDLコレステロールの基準値(成人)

基準値(男性) 30〜86
基準値(女性) 40〜99
単位 mg/dL

 

HDLコレステロールによる診断ポイント

HDLコレステロールは体内の血管などに付着するコレステロールを除去する働きがあることから善玉コレステロールと呼ばれるように高いほど、動脈硬化などのリスクを下げることができるコレステロールです。

HDLコレステロールの量も生活習慣の影響を受ける事が多く、喫煙や肥満、運動不足などを原因として下がることがあります。逆にHDLコレステロールをあげる方法としてはイワシなどの青魚の油分や少量(適量)のアルコールなどに効果があるといわれています。

 

HDLコレステロールの異常により疑うべき病気・原因

以下は、HDLコレステロールの異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

・HDLコレステロールの値が小さい場合動脈硬化などのリスクが高まります。