クッシング症候群とは
クッシング症候群(くっしんぐしょうこうぐん)とは、副腎皮質からのコルチゾールの慢性的分泌過剰による発症する病気です。クッシング症候群には様々な原因がありますが、下垂体のコルチゾール過剰生産によるものが最も多くなっています。
クッシング症候群に関する原因と治療法・予防対策
クッシング症候群に関する原因や治療法またはその予防の為の対策などを解説していきます。
クッシング症候群の症状
クッシング症状群の症状としては、コルチゾール過剰に伴う満月様顔貌、中心性肥満、にきび、浮腫、高血圧、糖尿病、月経異常などの症状が挙げられます。
クッシング症候群の原因
クッシング症候群はその発生原因によりいくつかの型に分類することができます。
(1):下垂体での副腎皮質刺激ホルモンの生産過剰
下垂体腺腫や下垂体過形成によりACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が大量に作られることによりコルチゾールが過剰に分泌されるというもの。クッシング病とも呼ばれ、クッシング症候群の約7割を占める。
(2):異所性ACTH産生腫瘍によるもの
肺小細胞ガン、膵臓のランゲルハンス島腫瘍、甲状腺髄ガンなどから産生されるACTH(副腎皮質ホルモン)によって過剰にコルチゾールが分泌されるようになる事があります。クッシング症候群における約15%を占めます。
(3):副腎自体に原因があるもの
副腎腺腫や副腎結節性過形成、副腎ガンといった副腎事態の病変によりコルチゾールが過剰に分泌される事があります。クッシング症候群の約15%を占めます。
クッシング症候群の予防・診断
クッシング症候群の検査方法としては、代表的な手法として尿や血中のコルチゾール検査が行われます。
クッシング症候群の治療法
クッシング症候群の治療法は、その原因により治療法が異なります。ただ、どの場合であっても、腫瘍除去するのを第1としますので、手術・放射線治療・薬物による腫瘍除去を行います。
クッシング病の場合
・手術による経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出
・放射線療法
・副腎皮質ステロイド合成阻害薬の投与
異所性ACTH産生腫瘍の場合
・原因腫瘍の摘出や化学療法
副腎腫瘍の場合
・副腎腫瘍の摘出および、その後のグルココルチコイドの補充
病気の一覧を紹介しています。
脳・神経系の病気 |
がん(癌)肺ガン 食道ガン 胃ガン 大腸ガン 肝臓ガン 膵臓ガン 上顎ガン 喉頭ガン 咽頭ガン 皮膚ガン 急性白血病 慢性白血病 多発性骨髄腫 悪性リンパ腫 腎臓ガン |
腎臓・尿路の病気 |
目の病気 |
胃腸・食道の病気 |
肝臓・胆のう・膵臓の病気 |
心臓・血管の病気心筋梗塞 狭心症 心不全 高血圧 不整脈 心臓弁膜症 突発性心筋症 心筋炎 大動脈瘤 閉塞性動脈硬化症 低血圧症 動脈硬化 |
肺・気管支の病気 |
血液・造血器の病気 |
骨・間接・筋肉の病気 |
耳鼻咽喉の病気 |
皮膚の病気 |
内分泌系の病気バセドウ病(甲状腺機能亢進症) 甲状腺機能低下症 橋本病(慢性甲状腺炎) アルドステロン症 クッシング症候群 褐色細胞腫 副腎性器症候群 副腎不全 |
代謝系の病気 |
女性特有の病気 |
膠原病・免疫疾患関節リウマチ 全身性エリテマトーデス シェーグレン症候群 円形脱毛症 ペーチェット病 エイズ |
精神の病気神経症 自律神経失調症 うつ病 心身症 |
寄生虫による病気アニサキス症 マラリア テング熱 |
その他病気(救急疾患・全身疾患・アレルギー疾患)多臓器不全 日射病 熱射病 睡眠時無呼吸症候群 敗血症 風邪症候群 インフルエンザ 花粉症 メタボリックシンドローム |