メラノーマ(悪性黒色腫)について
メラノーマ(悪性黒色腫)とは、ホクロのように見えるが実はガンというもの。悪性度は皮膚ガンの中で最も高く、肺や骨などに転移することも多いので注意が必要です。足の裏や顔、手足の爪などによくできます。
メラノーマ(悪性黒色腫)に関する原因と治療法・予防対策
メラノーマに関する原因や治療法またはその予防の為の対策などを解説していきます。
メラノーマとほくろの違い
メラノーマとほくろを厳密に目視のみで見分けることは非常に難しいのが現実です。ほくろは、医学的には色素性母斑といい、ほくろ細胞と呼ばれる細胞の集団であるのに対し、メラノーマは、色素細胞(メラノサイト)がガン化したもので、通常、母斑細胞がメラノーマに変性することはないとされています(ただし、一部の学説によると変化する可能性もあるととされています)。
異論はあるにせよ、昨日まで良性のほくろであったものが、急にメラノーマへと変性するという事は考えにくいといえます。(ただし、良性と思っていたほくろ事態がメラノーマであったということはありえます)
メラノーマの発症率
日本におけるメラノーマの発症率は人口10万人に対して2人程度とされています。逆に欧米(特にオーストラリア)では発症率が高く、10万人に対して10〜20名程度の発症者数がいるとされています。また、近年の動向として全体的にメラノーマの発症率が増加傾向にあります。
なお、日本における調査では、メラノーマによる年間の死亡者数はおよそ450人とされています。
メラノーマを早期発見するための診断法
メラノーマは発生の初期段階において手遅れになるという状態ではありません。年に1回程度全身のほくろ状のものを探し、去年までなかったものがあったり大きくなっているような場合、皮膚科の専門医に検査をうけるなどを積極的に行いましょう。メラノーマは初期段階であれば、死亡率も低く簡単な外科手術で取り除くことも可能です。
メラノーマの治療法
メラノーマの治療は病気の進み具合により異なりますが、原則として外科手術による原発巣の切除が行われます。
ただし、メラノーマは付近のリンパ節に転移しやすいという特徴がありますので、切除後は周辺のリンパ節を精密検査します。転移が発見された場合、その領域のリンパ節を全部切除するリンパ節廓清術という手術を行います。
最悪、メラノーマが内臓にまで転移している場合、通常抗がん剤を用いた治療が行われますが、現在のところメラノーマに対して有効な抗がん剤は存在しないのが現実です。
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