病気ガイド
シェーグレン症候群とは?目や口の乾燥で確認したいポイント
シェーグレン症候群は、目や口の乾燥を中心に、関節痛、皮疹、疲労感など全身の症状が関連することがある自己免疫疾患です。健康診断では直接診断できませんが、炎症反応、血球数、腎機能、関連症状が確認の入口になります。
このページの要点
- 健康診断の炎症反応や血球数、尿所見は、診断ではなく追加確認のきっかけです。
- 膠原病・免疫疾患は、症状、診察、専門的な血液検査、画像検査などを組み合わせて確認します。
- 発熱、関節症状、皮疹、乾燥症状、脱毛、尿所見などが続く場合は医療機関で相談しましょう。
病気の概要
目の乾き、口の乾き、唾液腺の腫れ、関節痛などがみられることがあります。関節リウマチなど他の膠原病に合併することもあります。
確認しておきたいこと: 検査値だけで病名を決めず、症状の経過、服薬、既往歴、家族歴、過去の検査結果を整理して相談します。
主な症状
- 目が乾く、ごろごろする、まぶしい、目やにがたまるなどの症状が関連します。
- 口が渇く、水分がないと食べにくい、虫歯が増える、会話が続きにくいなどが関連します。
- 関節痛、皮疹、疲労感、頭痛、めまい、気分の変化などを伴うことがあります。
健康診断・人間ドックで関連しやすい検査項目
結果の組み合わせから確認したいこと
| 結果・症状の例 | 確認したい背景 | 医療機関で相談したいポイント |
|---|---|---|
| CRP・赤沈が高く、関節痛や朝のこわばりがある | 関節の部位、腫れの有無、左右差、症状の期間、発熱、感染症状、リウマトイド因子や抗CCP抗体の確認状況を整理します。 | 炎症反応だけで関節リウマチと決めず、リウマチ科・整形外科・内科などで追加検査の要否を相談します。 |
| 尿蛋白・尿潜血・腎機能変化と発熱や皮疹がある | 尿検査の再検査、クレアチニン、eGFR、血圧、むくみ、皮疹、口内炎、日光過敏、服薬歴を確認します。 | SLEなどの膠原病だけでなく腎臓・尿路の病気も含め、結果表や症状を持参して医療機関で確認します。 |
| 目や口の乾燥、脱毛、血球数の変化が気になる | 乾燥症状の期間、眼科・歯科での所見、脱毛範囲、白血球・ヘモグロビン・血小板、甲状腺機能を整理します。 | 症状だけで自己免疫疾患と決めず、皮膚科、眼科、歯科、内科などで確認したい情報を整理します。 |
健康診断の結果とあわせて整理したいこと
膠原病・免疫疾患は、通常の健康診断だけで診断できないことが多い領域です。CRP、赤沈、血球数、尿所見、腎機能、画像所見などを別々に見ず、症状の経過や服薬状況も含めて医療機関で確認します。
原因・リスク要因として考えられること
- 自己免疫の異常が関係します。関節リウマチなど他の膠原病に伴うこともあります。
検査・診断の流れ
医療機関では涙や唾液の分泌、眼科検査、自己抗体、唾液腺の検査、全身症状を組み合わせて確認します。
治療・管理の一般的な考え方
乾燥症状への点眼や口腔ケア、全身症状への治療などが状態に応じて検討されます。薬や市販品の使用は主治医、眼科、歯科で相談します。
生活習慣で見直したいこと
口腔ケア、虫歯予防、室内の乾燥対策、休息、無理のない運動、服薬記録を意識します。
受診を検討したいケース
- 目や口の乾燥が日常生活に支障をきたす
- 虫歯が増えた、唾液腺が腫れる
- 関節痛、発熱、皮疹、強い疲労感を伴う
よくある質問
- 健康診断だけで膠原病や免疫疾患は分かりますか?
- 通常の健康診断だけで診断することはできません。炎症反応、血球数、尿所見、腎機能などが確認のきっかけになることはありますが、症状、診察、専門的な血液検査や画像検査を組み合わせて医療機関で判断します。
- CRPや赤沈が高いと膠原病ですか?
- CRPや赤沈は炎症の手がかりですが、感染症、けが、他の病気、一時的な体調変化でも変動します。数値だけで病名を決めず、症状や再検査結果とあわせて確認します。
参考・出典
- 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」(参照日: 2026-07-02)
- 難病情報センター「シェーグレン症候群(指定難病53)」(参照日: 2026-07-02)
- 日本リウマチ学会「関節リウマチ(RA)」(参照日: 2026-07-02)
医療情報に関する注意
このページは一般的な健康情報を提供するもので、診断や治療の代替ではありません。基準値や判定基準は医療機関、検査方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。気になる症状や検査異常がある場合は、医療機関で医師の説明を確認してください。