じんましん(蕁麻疹)とは
じんましん(蕁麻疹)とは、急に体の様々な部分が痒くなり、その部分が赤くはれて盛り上がる皮膚病の一つです。日本人の場合5人に1人は一生の内に経験するといわれるほど、非常に身近な病気の一つです。
じんましん(蕁麻疹)に関する原因と治療法・予防対策
じんましん(蕁麻疹)に関する原因や治療法またはその予防の為の対策などを解説していきます。
じんましん(蕁麻疹)の症状
じんましんは、急に体の様々な部位が痒くなり、その部位の皮膚が赤くなり、表面が盛り上がります。通常は数分〜数十分でじんましんは消失しますが、痒くなった際に掻いてしまうとその部位がミミズ腫れを起します。同じ原因により繰り返し症状が引き起こされるのも特徴です。
また、じんましんは要するにアレルギー性の反応であることから、発熱、下痢、腹痛、関節痛、呼吸困難、ショックといったような症状を起す事があります。
じんましん(蕁麻疹)の原因
じんましん(蕁麻疹)は大きく「アレルギー性じんましん(蕁麻疹)」「非アレルギー性じんましん(蕁麻疹)」「遺伝性じんましん(蕁麻疹)」の三つに大別する事ができます。
アレルギー性じんましん(蕁麻疹)
アレルギー性じんましん(蕁麻疹)は主に、T型アレルギーが関与していると考えられています。IgEと呼ばれる抗体が肥満細胞に付着し抗原がその抗体に付着することにより、肥満細胞が活性化され、ヒスタミンという物質を大量に放出してじんましん(蕁麻疹)を引き起こします。
ヒスタミンが放出される時間は15分程度ですので、通常はすぐに症状は治まります。
アレルギー性じんましん(蕁麻疹)の抗原として知られているのは、食品の場合「魚介類」「肉類」「卵類」「ミルク」「ソバ」などが代表的です(食事性蕁麻疹)。この他、食品添加物、虫さされ、ウイルス・細菌などによってアレルギー性じんましん(蕁麻疹)が引き起こされる事もあります(薬剤性蕁麻疹)。
非アレルギー性じんましん(蕁麻疹)
非アレルギー性じんましん(蕁麻疹)はアレルギー反応はないものの、何らかの刺激により肥満細胞よりヒスタミンが放出されたり神経末端からアセチルコリンなどの物質が分泌される事により、じんましん(蕁麻疹)の症状がでるものです。アレルギー性のじんましんと異なり、ヒスタミンの放出時間が長い場合があり、すぐに症状が落ち着かない場合もあります。
・コリン性じんましん(蕁麻疹)
発汗刺激により生じる蕁麻疹(じんましん)です。痒さよりも痛痒さを訴える場合が多いのが特徴です。一過性で汗をかくたびにじんましんの症状がでます。原因は完全には不明ですが、一説では発汗により中脳の発熱中枢が刺激されアセチルコリンが分泌される事によるものと言われています。
・物理性じんましん(蕁麻疹)
寒冷などにより生じる「寒冷性じんましん(蕁麻疹)」や機械刺激、圧迫、運動などにより誘発されるじんましんの一種です。
・日光じんましん(蕁麻疹)
日光を浴びる事によりおこるじんましん。日光があたった皮膚に限定して芳情が現れ、日光を避けることにより数時間で痕を残さないで消えるのが特徴です。
じんましん(蕁麻疹)の治療法
じんましん(蕁麻疹)の治療法としては、かゆみおよび発疹を抑える為に抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を投与するのが一般的です。また、場合によっては副腎皮質ホルモンが投与されます。
じんましんは日ごろからできる限りじんましんの原因となる物質(特に食物)に注意する事が大切です。
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