病気ガイド

脂質異常症とは?LDL・HDL・中性脂肪と健康診断の見方

脂質異常症は、以前は高脂血症と呼ばれることもあった状態で、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪などのバランスを確認します。健康診断で指摘された場合は、血圧、血糖、喫煙歴などもあわせて見ます。

このページの要点

  • LDLが高い、HDLが低い、中性脂肪が高いなど、異常の種類によって見直すポイントが異なります。
  • 動脈硬化リスクは脂質だけでなく、血圧、血糖、喫煙歴、年齢、既往歴とあわせて考えます。
  • 食事改善だけで十分か、薬物療法が必要かは医療機関で確認します。

病気の概要

脂質異常症は、血液中の脂質の状態が基準から外れている状態です。自覚症状が少ないことも多く、健康診断で見つかることがあります。動脈硬化に関連することがあるため、継続的な確認が大切です。

確認しておきたいこと: 健康診断の結果は医師の診断ではありません。基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などにより異なります。

主な症状

  • 多くの場合、自覚症状がありません。
  • 胸痛、息切れ、しびれなどがある場合は、脂質だけでなく心臓・脳血管の可能性も含めて相談しましょう。
  • 黄色腫などの所見が出る場合もありますが、自己判断は避けます。

健康診断で関連しやすい検査項目

結果の組み合わせから確認したいこと

結果・症状の例確認したい背景医療機関で相談したいポイント
LDLコレステロールが高い血圧、血糖、喫煙、家族歴、腎機能、甲状腺、過去の心血管病歴を確認します。LDLだけでなく、動脈硬化リスク全体として治療や生活改善の要否を相談します。
HDLが低い・中性脂肪が高い内臓脂肪、血糖、HbA1c、飲酒、食事、運動、脂肪肝、採血条件を整理します。食後採血や飲酒の影響も含め、再検査条件と改善方針を確認します。
脂質に血圧・血糖異常も重なるメタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、腎機能、心電図所見を確認します。検査値を別々に見ず、心臓・血管リスクとして総合的に相談します。

原因・リスク要因として考えられること

  • 食生活、飲酒、運動不足、体重増加、喫煙、家族歴、加齢、糖代謝異常、甲状腺や腎臓・肝臓の病気、薬剤などが関連することがあります。
  • 中性脂肪は採血条件の影響を受けることがあるため、結果表の採血条件も確認します。

検査・診断の流れ

医療機関では、脂質の種類、他のリスク、過去の推移、持病、服薬状況を確認します。必要に応じて二次性の原因や家族性の背景が確認されることがあります。

治療・管理の一般的な考え方

食事、運動、体重管理、禁煙、節酒、薬物療法などが検討されることがあります。数値だけで自己判断せず、全体のリスクを医療機関で確認しましょう。

生活習慣で見直したいこと

  • 飽和脂肪酸や過度な飲酒、間食、運動不足を見直す候補になります。
  • すでに治療中の方は、数値が改善しても自己判断で薬を中止しないでください。

受診を検討したいケース

  • LDL、中性脂肪、HDLで要再検査や要受診の記載がある
  • 血圧、血糖、腎機能などもあわせて異常がある
  • 家族に若年で心筋梗塞や脳卒中を経験した人がいる
  • 胸痛、息切れ、足の痛みなど気になる症状がある

よくある質問

健康診断の結果をどう確認しますか?

健康診断の結果は診断そのものではありません。基準値から外れていても一時的な変動や測定条件の影響がある一方、症状や既往歴によっては早めの確認が必要なこともあります。結果表の指示や医師の説明を確認しましょう。

基準値内なら安心してよいですか?

基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。基準値内でも、前年から大きく変わった場合や気になる症状がある場合は医療機関で相談してください。

高脂血症と脂質異常症は違いますか?

現在はLDLが高い状態だけでなく、HDLが低い状態や中性脂肪が高い状態も含めて脂質異常症と呼ばれることが一般的です。

食事・運動など生活習慣を見直したい方へ

脂質の結果は、日々の食事、運動、飲酒、睡眠を見直す入口になります。医療機関での説明とあわせて、無理のない生活改善を考えましょう。

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参考・出典

医療情報に関する注意

このページは一般的な健康情報を提供するもので、診断、治療、服薬指示の代替ではありません。気になる症状がある場合や、結果表で再検査・精密検査を案内された場合は、医療機関へ相談してください。

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