病気ガイド
糖尿病性網膜症とは?血糖・HbA1c・眼底検査で確認したいポイント
糖尿病性網膜症は、糖尿病に伴い網膜の血管に変化が起こる病気です。血糖値やHbA1cの結果、糖尿病の治療歴がある人では、眼底検査の確認が重要になります。
このページの要点
- 健康診断の所見や症状は、診断ではなく追加確認のきっかけです。
- 視力・聴力・血糖・炎症反応など、関連する検査を横断して確認します。
- 急な変化、強い症状、生活への支障がある場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
病気の概要
視力が保たれていても網膜の変化が進むことがあるため、血糖の結果だけでなく眼科での定期確認が大切です。
確認しておきたいこと: 健診結果だけで病名は判断できません。症状の経過、過去の検査結果、使用中の薬や生活環境を整理して相談します。
主な症状
- かすみ、視力低下、飛蚊症、ゆがみなどが出ることがあります。
- 症状がない段階でも眼底検査で変化が見つかることがあります。
健康診断で関連しやすい検査項目
結果・症状から確認したいこと
| 気になる結果・症状 | 医療機関で確認したいこと | 相談時の考え方 |
|---|---|---|
| 視力低下・かすみ | 視力、眼鏡やコンタクトの度数、眼圧、眼底、血糖・HbA1c | 見え方の変化だけで病名を決めず、急な変化やゆがみは早めに眼科で確認します。 |
| 眼底・眼圧の異常を指摘 | 視神経、網膜、血圧、血糖、脂質、過去の眼底写真 | 健診所見は入口として扱い、眼科で視野検査や画像検査の要否を確認します。 |
| 糖尿病・血糖高値がある | HbA1c、血圧、脂質、腎機能、眼底検査の実施時期 | 内科と眼科の両方で確認し、自己判断で治療や受診間隔を変えないようにします。 |
原因・リスク要因として考えられること
- 糖尿病の期間、血糖管理、血圧、脂質、腎機能などが関連することがあります。
検査・診断の流れ
眼科では眼底検査、OCT、必要に応じて造影検査などで確認します。内科での血糖・血圧管理とも連携します。
治療・管理の一般的な考え方
網膜の状態に応じて経過観察や治療が検討されます。血糖管理は自己判断で急に変えず、主治医に相談します。
生活習慣で見直したいこと
血糖、血圧、脂質、禁煙、定期受診を意識します。
受診を検討したいケース
- 糖尿病または血糖高値を指摘されている
- 見え方が変わった
- 眼底検査で異常を指摘された
よくある質問
- 健康診断の結果をどう確認しますか?
- 判断できません。視力、聴力、血糖、炎症反応などの所見は確認のきっかけであり、診断には症状、診察、追加検査を組み合わせる必要があります。
- 症状が軽ければ様子を見てもよいですか?
- 症状の強さだけで判断せず、急な視力低下、聞こえにくさ、強いめまい、広がる発疹、息苦しさなどがある場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
参考・出典
- 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」(参照日: 2026-07-02)
- 日本眼科学会「糖尿病網膜症」(参照日: 2026-07-02)
医療情報に関する注意
このページは一般的な健康情報を提供するもので、診断や治療の代替ではありません。基準値や判定基準は医療機関、検査方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。気になる症状や検査異常がある場合は、医療機関で医師の説明を確認してください。